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Ne20 first observed the jet engine on display at the National Museum in
Japan. That was produced by mini lathe.
2010年12月5日
ホームページ容量を2倍にしました。以前より多くの製作工程写真を紹介できます。過去撮りためた写真で未掲載の写真は沢山あるので、容量が許す限りは掲載できそうだ。坂之上の雲の第2部が始まった。今日は夕方からコンサートを聞きにいった。忙しい土日だったが、機体搭載サイズのネ20の製作時間は確保できた。機体搭載版のネ20からもモーターは小さいならが、前作並の風がでる。前作はケーシングが二つ割だが今回は密閉だ。前作は3段圧縮タービンだが今回は一段しかタービンがない。大きければいいというものでもない。前作1/16の経験があったからこそ、今回の1/32の製作が可能になった。いきなりではできなかっただろう。初期のころはノギスで頻繁に寸法測定しながら旋盤作業をした。今回の1/32ネ20では部品が小さいこともあり、1.5mmや2mm程度の寸法は目検討で測定せず削っている。直系の1.5mm程度も目分量でかなり正確な寸法まで削れるようになった。1/32のフィギュアーとセットで撮影すると見栄えがする。
1/32ネ20と以前製作したフィギュアー。 背景は1/16のネ20で大きさの比較用。 午後2時代の撮影12月で冬の太陽光線だ。 冬の日曜の午後。いい天気だ。 日の光がすこし黄色っぽい。 ネ20とフィギュアー映像が、画像検索で 上位になれたことは光栄です。 103:ページ国立科学博物館の企画展 「空と宇宙展2010〜2011」記録と セットでご覧いただくと資料性が高い。 |
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こちらは朝6時代の撮影。 今朝の開始直後状態 旋盤で真鍮の部品を加工している。 直径3mmの素材で、圧入部分を直径1.5mm に削り込む。 真鍮線は0.6mm 左上は動翼4枚羽根タービン。 製法は1/16と同様 電動リューターつけた100円ショップ 小径切断砥石で溝をいれる。 そこに1.5mm厚アルミ板を打ち込み 瞬間づけ その後旋盤で翼の外形と端面を整える。 |
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後部のハンダ付けと配管が完了した状態。 ここで一旦休憩。 所用で外出する。 |
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大きさの比較用に使っているデザインナイフ と比較している。 先端にスターターモーターを模した 真鍮の丸棒を取り付けた。 接着は瞬間接着剤。 |
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エンジン前横に小さなブロックを接着している。 周囲の黒いものは固定用に置いた ニッパーの握り部分。 真鍮線同士は小径でもハンダで の作業性はいい。 φ1の真鍮線にφ0.5のガイド穴をあけて ハンダ付けしている。 |
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上部の高圧オイルポンプを模した アルミ小片を接着。 接着面はエアーベルトサンダーで 大きなRをつけて丸い表面にあわせた。 |
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配管のφ0.6真鍮線の取り付け穴あけ。 先端のアタッチメントはダイソーで購入した 315円のアダプター。 電動リューターに小径ドリルを取り付ける のに便利だ。 電動リューター用のコレットで、 φ0.6のコレットは販売されていない。 |
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配管用の真鍮線 写真はφ0.6mmと(呼称0.5) とφ0.3mm(呼称0.3) の真鍮線 それにハンダのペースト。 糸ハンダ。 ペーストは最近買い換えた。 数十年前父が購入したペーストを 使っていたが変質してまるで 使い物にならないことに気づいた。 |
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予定したすべての配管を終わった。 背景の図面と比べると小ささが実感できる。 下の図面は2倍尺の手書き。 用紙は市販の1mm方眼紙。 |
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エンジンをインテーク側から見る。 十字のリブは接着していない。 内部にタミヤのミニベアリングを装着している 左下は方眼紙上の1:1断面図。 |
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完成状態で1/32と1/16の比較。 1/32はポケットサイズでよい。 夕方のコンサートにもポケットにいれて 持っていった。 |
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エンジンを後ろから見る。 モーターの配線が見えている。 配線の真鍮同士はハンダ付け可能だが、 アルミの本体にはハンダ付けはきかない。 瞬間接着剤の多用でアルミ表面が白濁した。 アルミは金属光沢でないと見栄えが落ちる。 |
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やっとできてよかったね。 わたしもそう思う。 |
2010年12月3日
Model Warbirds様のHPを閲覧して感じることがあった。数十万アクセスのソリッドモデラーさんです。HPの更新サイクル大変長いですね。ハリアーのジェットエンジンタービンを工夫して上手く作られている点が参考になりました。ソリッド模型の醍醐味は本人なりの工夫がいかに織り込まれているかです。
2010年11月28日
国立科学博物館展示の橘花ソリッドモデル。いつかはつくりたい機体です。今回のエンジンが上手くいけば作れるかもしれない。
ミニモーターとシャフトがエンジン素材ケーシングに取り付け可能となった。非力なモーターだ。何かまわっていればエンジンらしくなる。
1.5Vでも3Vでも回転した。今後パイプ状のエンジン外形をエンジンに合わせて仕上げ。パイピングする予定だ。
比較対象物を入れていないが、1/32エンジンはかなり小さい。モーター直径が10mm、シャフトが3mm、エンジンは内径15mm
現在外形は約22mmです。インテークの十字リブの中央穴の裏側に内径2mm外形6mmのベアリングが仕込んである。
計画通り3mmシャフト上に動翼を2枚装着するか、シャフトを廃止してモータに直接動翼を1枚だけ取り付けるか計画を
修正するかもしれない。模型としてはシャフトとベアリングがあったほうがいいのだが、単純に見える動作目的だと構造が単純な
モーターシャフトに動翼を取り付けて駆動する方が動作不良の心配がなくシンプルでよい。
今年2010年はコルセアのエンジン、F104の金属製降着装置、主翼、ノーズコーンから、飛燕用ハ40それに今回のネ20と
金属製の機体部品やエンジン製作に熱が入っている。木製胴体だけでは見栄えがしないソリッドモデルに金属部品を製作
するところから入ったが、今では金属製のエンジンそのものを製作することにはまっている。
ミニ旋盤とはいえ、自分の考えた形状が自宅でサクサク削れるというのは気持ちのいいものだ。
1/32ネ20の計画2010年11月27日
1/32素材の削りだし。穴あけは外径切削にくらべてしんどい。動翼は2段で静翼なしとした。ベアリングは地元の模型屋でタミヤのミニ四駆用のベアリングを購入した。ベアリングは4ケで525円
直径10mmのモーター駆動でネ20の機体搭載用模型の計画をした。前作の半分の長さと直径で、体積でいうと1/8になる。
2010年12月25日
青山のソリッドモデル専門店には合計3回訪問しました。旧の店長さんから聞いた話と、現在の店員さんに聞いたどこで作っているかを紹介します。艦船と1/32級の5万円代の飛行機は米国の会社に発注するそうです。店から図面を提示してこういうものを作ってくれとオーダーする形式で、既に米国にある商品を買うわけではないそうです。飛行機の場合は米国で製作され、船の場合は更にフィリッピンの下請けに出されるそうです。完成後納入された注文品は青山の店の別のフロアーにある工房で最終仕上げと調整を実施するそうです。更に1/18級の博物館モデルは50万〜100万以上しますがこちらはドイツに同じように図面を提示して発注するそうです。博物館級モデルはFRP製とアルミ製がありどちらも中空で重さは見た目より軽いそうです。購入される方は、お金持ちの方もおりますが、普通の方がお金をためてここぞと買いに来るケースの方が多いそうです。1年前に店を訪問した時は見たとこ70歳前後の方が奥さんと一緒にこられて注文の品を受け取りに来店されたようでした。骨董も数十万円しますから、こういうレアー商品は10年たっても、20年たっても価値が下がることはあまりないので、骨董のつぼで50万出せる人は普通の人でもいます。そういう意味で50万飛行機に掛けられるひともいるのではないかと思います。
2010年12月23日
東京青山のソリッド模型専門店でJUMO004:1/18の精密模型\125000を確認した。ネ20のお手本モデルだ。この模型を12万5千円出して買えるひとはどんな人だろう。お店の許可をもらって撮影させてもらった。本モデルはディスプレイモデルなので、モーターで回りはしない。写真の大きさがほぼ実物大と考えてもらっていい。目標は高いほうがいい、エンジンの補機の燃料ポンプ等の精密度が私の作品よりかなり細かい。ここまで作れれば本物か。
2010年11月14日
9月中旬東京の本屋で買ったネ20の本に掲載された図面をベースにして自分なりに1/16に再設計した、ネ20がやっと完成しました。怪我を2回し、旋盤の親ねじナットを交換し、宅配でバイトを買い、ホームセンターでドリルを買い、手間暇がかかっています。しかしミニ旋盤で自分の設計した直径40mm長さ150mmの旋盤のスペック一杯のジェットエンジンが製作できた喜びが大きいです。当初は飛行機の脚の製作を目的として購入したミニ旋盤ですがよくぞここまできたのもだという感慨があります。
左はインテーク側より見る、右は新たにテールコーンを追加した噴射ノズル側です。右側の側面からφ0.5真鍮線が出ているのが潤滑油配管です。φ0.5真鍮線は呼称だが、実際にはφ0.6mmあった。昨日買ったφ0.5ドリルはジャストφ0.5なので、実質0.6mmの真鍮線があけた穴に入らない。今日またホームセンターでφ0.6のドリルを再度購入してしまった。小径ドリルで0.5mmと0.6mmの違いは直径が20パーセント増しになるだけあって、φ0.6は丈夫になった感じがある。穴もスムーズにあいた。縫い針より細いφ0.5と0.6のドリルを毎日ホームセンターで買っている自分は、趣味の世界にはまり込んでいるような気がする。数年前だったら、2本で500円以上もする小径ドリルをホームセンターで買う気はなかった。100円ショップのピンバイスで我慢していたのだが、本格的に金属に穴あけすると100円ショップのピンバイスでは役に立たない。
2010年11月13日
エンジン推力が何グラムぐらいか会社で昼休みに話題になった。1〜1.5gぐらいかもしれない。ノズル径がテールコーンなしで絞ってないので、噴流速度が弱く感じる。最後の製作部品として実機通り、明日テールコーンを製作してとりつけようと思う。今朝は5:00作業開始、使った素材は、φ0.5、φ1、φ2、φ3、φ5の真鍮棒。後部のエアー配管をエンジン本体から取り出す円筒形状の部品は、φ10から削りだした埋め込み部φ2頭部がφ4で小さな部品だが寸法を出すとなる部品の大きさは製作時間に関係なかった。うっかりすると無くしそうな部品4個作るのに1.5時間ぐらいかけている。それだけでかなり手間を取ったので、午前中に、ホームセンターでφ3、φ5の真鍮棒線を買い足した。C型配管をハンダ付けするにあたり、φ0.5の穴をあける。100円ショップで購入した、φ0.5ドリル付きピンバイスのドリルを2本だめにした。1本100円だが、これからもφ0.5配管はモデル製作で必要なので、ホームセンターでφ0.5のドリルを買った。2本いりで550円だった。試しに穴あけしてみたが、さすが100円ショップのドリルとは違う、1本275円の価値ありだ。ただしφ0.5ドリル部だけ切断して、電動リューターにφ0.5ドリルを装着して穴をあけます。真鍮に手作業でピンバイスを回していたら日が暮れてしまう。
配管、燃料ポンプ、オイルポンプの装着が完了した。前下側は燃料ポンプ燃料ポンプは円筒状のものが右下に2連装されている。
背景の図面からもC型の燃料配管が読み取れる。
左下は真鍮線が円周上にあるのは燃料噴射配管だ。円周上6箇所に燃料噴射ノズルがあり、C型をした細い配管でノズルに燃料が供給される。
右下はエンジンを斜め後ろ上方から撮影したもの。一段目タービンは半割りの蓋からは見えず、前方内部にあることがわかる。
2010年11月10日
掲載写真は7日の状態だがその後月曜日、火曜日の夜にジェットエンジンASSYをそのまま旋盤につかんで、エンジン外形を実際のネ20にあわせて修正した。具体的にはフロントインテーク中央を一段細く削りこみ、補機の燃料ポンプや、オイルポンプのつく凹みをつけた。同様に後部燃焼室外形も冷却エアー配管を装着する凹みを削った。最後部のノズルテーパーも角度を浅くしてストレードではなく滑らかなカーブに修正した。これで実際と同じように補機、燃料配管、エアー配管を直径1mm程度の真鍮線もしくはピアノ線で装備すると模型らしくなる。現在配管用の真鍮線はφ2しか手持ちがないので、今週φ1もホームセンターに買いに行く。次回エンジン外観写真掲載は楽しみにしてください。現在エンジンは単三電池2本で毎朝、毎晩数回試運転している。電池は15年前息子がミニ四駆でつかったタミヤのニッカドと充電器のセットを使っている。
2010年11月7日
2分割の静翼を製作し、瞬間接着剤で固定した。旋盤の加工精度はいいとこ同軸度0.1mm程度だ。それぞれの部品の公差のつみあげで0.2mmぐらいの軸芯ずれは容易に発生する。モーターで回転するには0.01mm単位の同軸度を要求される。電池で回転させながら、スムーズに回る位置でパーツを順番に瞬間接着剤で固定していく。最終的にはタービンシャフトが前に行こうとするスラストも発生する。前側インテークのベアリング外輪をケースと慎重に瞬間接着剤を少量つけて固定しスラスト受けとした。全体がジェットエンジンらしくなった。日曜日は静翼三枚の素材削りだし、穴あけ、スリットいれ、2分割と試運転しながら接着で1日過ごした。怪我に注意しながら適度に休憩も取った。最終的にはあまり整っていないが静翼の等分割に分度器を使用したり、透明塩ビプレートで穴あけジグを製作したりして時間をかけた。静翼の素材はφ30から厚さ6mmの突っ切りも太いので難儀した。2枚はノコ盤で厚く切り落とし端面を削った。一枚だけφ30からφ10まで突っ切りした。中心はφ12.5の穴をあけて素材と分離した。
2010年11月6日
朝4:00から作業、13:00終了、タービンとケース開口部の間に指をはさんで指先を切った。それできょうは終わりにした。先日の怪我が治ったばかりなのに、また血を出してしまった。タービンは快調にまわったし、一番悩みだった動翼もうまくできた。左の素材状態のシャフトを万力で固定して、一段につき6箇所のタービン動翼取り付け溝を電動リューターの先端に切断砥石をつけて溝を加工した。砥石厚さは1.2mm、溝は手持ち加工の為底は1.2、だた入り口は1.4mm程度に広がるそこに1.5mm厚のアルミ板の先端をテーパーに削って、1.2mm〜1.5mmに厚さが徐変する先端部を打ち込んだ。そのあと瞬間接着剤で補強した。接着は2次的補強で、基本的にはたたき込みの厚入だ。外形がまちまちな翼を厚入したタービンシャフトASSYを旋盤につかんでタービン外形をそろえた、タービンの幅も旋盤の突っ切りバイトでそろえた。これらの翼修正が旋盤でうまくいったので、なんとか見られるようになった。翼は水平直角の2次元的な加工ではなく、3次元的立体なので様になる。
購入工具、書籍等 | 価格 | 使用目的等 |
1.日本初のジェットエンジンネ20の技術検証 | 3400円 | 本模型を制作するに至った動機となる本。 |
2.ジェットエンジン大学課程教科書 | 2800円 | ジェットエンジンの基本理論の学習 |
3.M10×1.25ダイス | 1600円 | タービン軸先端のスピンナー装着ねじ加工 |
4.M10×1.25タップ | 700円 | スピンナーのメネジ加工用、スピンナーは未完成で、未紹介 |
5.φ8.8ドリル | 1000円 | M10タップ下穴加工用 |
6.マブチモーター | 160円 | これはほとんど玩具の金額だった。タービン駆動用でよくまわる。 |
7.タミヤベアリングφ5×φ11×4 | 700円 | 2個の値段だ、1個では350円だ、ネット通販でも1個350円ぐらいする。 |
8.8×8×63完成バイト | 930円 | ドリルシャンクを削ったので硬度が高く、既存バイトをかなり磨耗させてしまった。 将来必要となる消耗工具の補充用に、予備含めて2本をmonotaROのネットで 購入した。monotaROは関西系の工具販売会社だが、値段納期共に満足した。 完成バイトのJIS同等規格品は通常1600円程度、工具商社で単品買いすると1本 2000円とホビー用としてかなり高価になる。以前は会社の取引工具商社で購入。 |
特別出費:旋盤親ネジナット交換パーツ | 3000円 | パーツ単品では1600円、送料と代引き手数料ふくめて3000円でおつりがくる。 |