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2014.9.27 振り返り分析
 一年半ぶりで、紫電改1/24を振り返ってみた。
 ここでは殆ど見えないが、誉エンジンを真鍮で作ることに夢中だった。大きなスピンナーが付き誉エンジンは、ほとんど見えない。
 主脚を本来の構造とおり金属で作ることにも夢中だったようだ。
パイロットはフルスクラッチしていた。ストロボの関係で反射が激しいが、自分では満足のパイロットだった。
 顔の拡大写真
おつきあいのある、戦車モデラーさんも手作りで戦車兵を作られた。謙遜されているが、手作りフィギュアーができるだけで大した腕前です。

 お互い、次の作品では更なるレベル向上に努めましょう。
 一年半前、この程度で満足していたようだ。
作者の達成イメージが作品の完成度を決めてしまう。
も少し努力向上したい。
2013.3.29
 ご意見「1.へたなのに名人ぶって細かいことを書いている。」
「2.修正すればもっと、精度が上がるはずなのに、荒い作りだ。」
 1番については、楽しんで製作していますが名人ぶっているつもりはなかったです。出来るだけノウハウを紹介しようとして書いたことでも、どのレベル基準とするかです。ソリッド名人に比べれば比較にならないほど下手です。
 どこまで修正を重ねて、作りこむかは確かに妥協点が低いかもしれない。
もう少し上を目指して技術の向上に努めたいです。
2013.3.10
 1/24&1/50紫電改なんとか展示会に出せるようになった。
細部の仕上げがいまひとつのめりこめない。日の丸は左翼上面一箇所
何もないのは寂しいし、沢山ありすぎるのも、うっとおしい。
年賀状用に左翼上面に一箇所1/24で描き込んだ。
単純に1/24もこれにあわせただけだ。
作者は気に入っています。写真の情報量が少ないですね。
部分拡大写真で、多くの枚数を掲載することは、容量的問題が出ます。

 製作経過の駄作写真を2枚削除しました。
完成写真の拡大版掲載を検討します。

昨日、家内実家でお雛様の片付けを手伝った。
そのせいか今日は疲れて外出もしていない。

2機並べて撮影できたのがよかった。
2013.7
 紫電改1/50製作を振り返り、製作ガイドをお伝えします。
1/32までは機体が手作りに適した大きさで自己流でなんとかなります。1/50は、サイズが小型化するので工夫が必要です。名古屋三点クラブホームページの「そりもがいど」が基本です。1/50モデル前提で記載されています、1/32前提で読むと製作の勝手が違いますが、1/50では「そりもがいど」通りに作ることができます。手書きのイラストで個人的記述と勘違いしてしまいますが、実は汎用性の高い内容が書いてあります。
 木取と称する、胴体と主翼をどのように朴の角材や板材からとるかが最も基本的な段取りです。「そりもがいど」では胴体中央に胴体側面形状の型紙を挟みこみ、左右二分割での製作が記載されています。
 わたしは、中央の型紙の替わりに3mmの朴板を使うサンドイッチ方法を使いました。垂直尾翼を3mm朴板からそのまま取れることが便利でした。またカウリングを切り離したあと、胴体とカウリングの位置決めに中央の3mm板を有効に使うことができました。
 その他ソリッドモデル製作時に困ったときは、先輩に聞くことです。
ソリッドモデルクラブホームページの掲示板に登場する方と個人的メール交換で製作上の問題を相談させてもらいました。特定の方に相談メールが集中してしまうので個人名は出せませんが、とてもお世話になりました。
 当時のメールの履歴が残っていまして、大変なノウハウとなりました。
ソリッドモデル製作はとても奥の深い趣味です。すべての工程を自分で考えなくてはなりません。自分の工作環境にあった作りかたが必要です。
 それほど高価な道具は必要としません。のこぎり、かんな、ノミ、サンドペーパーが基本です。電動工具のミニグラインダー(リューター)や、ベルトサンダーがあれば能率が上がります。旋盤は便利ですが、なくても電動ドリルを工夫して旋盤代用品でタイヤを削ったり、異なる径の真鍮パイプを組み合わせてつかうことで、主脚の製作は可能です。これから少しづつですが、趣味のDIYの延長線上にソリッドモデルを製作にする方が微増すると思います。
情報公開が前後します、私が今回試した胴体の左右分割方案を公開します。

1)胴体のサンドイッチ構造の紹介、中央に3mm朴材を配置します。
 操縦席より前に見えるのは真鍮のφ10mm棒です。
 M3のタップを立てています。3mmのずん切りロングボルトを加工中心
 として前側からねじ込んでいます。
2)手前の胴体左側素材は、カウリングと胴体の間で接着しています。
  これは一体の材料がなかっただけで、切り離す予定だったので、
  カウリング切り離し位置で接着した素材を用いました。
3)主翼取り付け部のフィレットをこのように胴体と一体で削りだす方法は
  一般的ではないので、異論があるかもしれません。
  通常は、フィレット部はパテ等で盛るのが一般的なようです。
4)左右分割胴体素材の位置決めピンは2箇所の穴があいています。
  専用の位置決めピンを作りました。
5)胴体分割の位置決めピンの試作状態を示します。
  写真の素材は2分割ですが、これは試しに作ったもので本番用では
  上記の3分割胴体としました。
6)右に見える蒲鉾板のようなものが左右の位置決めピンです。
  右側は、真鍮φ2ピンの位置決めピンです。
  左側に、オニメナットに素着した樹脂の割りカラーが嵌めてあります。
  φ2ピンを挿入すると内部でカラーが広がり締め代ができて、
  抜けにくくなります。
  
2013.3.3
操縦席がなんとか、完成した。キャノピーを装着すると細部が見えなくなってしまう。スロットルレバーとか上部にある代表的操作レバーを作ろうとしたが、殆ど見えなくなってしまうので省略した。
 写真がいまいちだ。今日は最終仕上げではないので、このぐらいで我慢。
 キャノピー塗装のマスキングが大変だった。当初紙のマスキングテープで試したが失敗。セロテープでマスキングした。翼端灯の赤と緑は上手くいった。展示会まであと土日が2回あるので、どこまで仕上げるか迷う。
2013.3.2
 塗装と筋彫に着手、朝からやる気がでてきた。
作業部屋の、大型ゴミ、古家具、古家電、古着かなり処分したのでスペースが生まれて快適になった。整理、整頓、整備、掃除、清掃、5Sとはなんだったか?それにしても作業環境は製作の基本だ。
スーパーメタリックシルバーで塗装した。光線の関係でシルバーが上手写っていない。最終写真ではないし、午後から外出の予定でとりあえず撮影した。
 操縦席は未着手、あす操縦席まわりに手をつけるつもりだ。
強風の午前中だった、窓をあけて塗装した。
 午後家内の実家の母に、製作中の飛行機を見せた。
金属質のシルバーの塗装が気に入ってもらえた。
2013.2.24
 苦手な筋彫りだ、なかなか進まない。やっつけ仕事でやると、出来栄えが悪くなるので、気持ちが乗らないので1時間ぐらいでやめてしまった。
 本屋で「風立ちぬ」の帯につられて、堀越二郎の「零戦」を購入した。
本書は昭和27年、昭和50年、昭和57年、平成12年と過去4回3つの出版社から発行されている。今回は学研からの出版だ。
 過去図面や写真主体で本を買っていたので、活字ばかりの本書は存在を知るも手が出なかった。事実図書館で、平成12年版の古びた文庫本を見たことがあったが借りる気持ちにはならなかった。
 宮崎映画の宣伝効果は絶大だ。本書はアニメとは無関係な堀越二郎の著作だ。歴史的記述が多いが、やはり構造知識や、機体知識がないと読みずらい本であると思う。
2013.2.2
一ヶ月ぶりの紫電改だ。機体の塗装をする。最初は筆塗りで原液サーフェサーを塗装。すぐに#600ペーパーで磨く。その後シンナーで程よく希釈したサーフェサーを吹く、また#600で磨く。更に上塗り、#1000で磨く、最後にまた上塗り#1500で磨くことを繰り返し右の状態になった。
 一ヶ月模型に手がつかなかった理由はなにか?本業の仕事でいろいろ考えなくてはならなかったからか?航空力学の解説本や、ジェットエンジンの本や、航空ファンの2月号、3月号、サイエンスアイ新書等飛行機本ばかり読んでいた。零戦52の飛べるやつが日本に来ていて、F35B垂直離着陸できる機体が米海兵隊に配備されだしたようだ。
2013.1.4
 今年初めての作品は、パイロットだった。
正月三が日が終わって、4日目、午後寝転んでいてもしょうがないので、
思いついたのがパイロット製作だ。
 目、鼻、口と素体は前日に作ってあったものに体を製作した。
手の指が5本揃っているところがいい。
表情も上手くいった。
 元旦撮影フィギュアーはF86Fの女性パイロットで、紫電改専用
のパイロットではなかったことから作りたくなった。
 趣味は作りたいからつくるのが基本です。

製作データ:セメダイン木部用エポキシパテ(肌色部分)
        φ1真鍮線は、半田付け両脚を構築
        φ1真鍮線を芯材にて硬化後
        φ0.6真鍮線芯材 腕部のみ後付硬化
        着衣緑色部は、デューロパテ(ボークスショールーム購入)

道具:PEAKヘッドルーペ(JEホームセンター)
    スパチュラ(東急ハンズで購入)
    デザインナイフ(汎用品)
    φ0.6ピンバイス(100円ショップ)
2013.1.1
あけましておめでとうございます。
今年も「わたしの宇宙」を宜しくお願いいたします。
2012.12.29
 プロペラをいじりまわして、またモーターの配線を壊してしまった。
結局モーターをもう一つだめにして、予備モーターの新品を下ろした。
機銃をつけたら精悍になった。機銃はφ1黄銅棒、穴はφ0.75。
 残りはコックピットぐらいになった。
機体表面塗装前に、コックピットを仕上げたい。
操縦席は銅版ハンダ付けで作るつもりだ。

 壊れたモーターは両方分解してみた。
先に壊れたほうがコアレスモーターで、回転子の中央が強力な磁石だった。
その外周にコイルがあり、磁石もコイルも一緒に回転する。

http://www.namiki.co.jp/product/vibration/motor/tech.html

 通販で買ったほうは、回転子は普通のコイルを巻いた三極構造で
マブチモーターのように磁石はケース側についている。
2012.12.28
 プロペラを製作した、翼端灯もつけた。
わたしの感覚では、この模型はもはや工芸品の感覚がある。
2012.12.25
 外形が整った、誉1/50エンジン。
エンジンは、モーターをネット通販で再購入してなんとか回った。
モーターはエンジンに直接装着するのではなく、ターミナルの出っ張りの
関係で、外形φ6内径φ4.2の白い樹脂のカラーを介して装着した。

 カウリング後部の排気管は、外形φ1の真鍮棒に、φ0.75の穴を旋盤であけて中空にした。
 プッシュロッドはφ0.5黄銅線、点火プラグコードもほぼφ0.5の真鍮線
スピンナーは回転状態で撮影した。
午前中に代替のモーターが宅配で届いたので、シャフト径、外径を確認し
適応するドリルをホームセンターで購入し、夕方ここまで出来た。

 1/50精密加工は、ちょっとした油断で部品をオシャカにしてしまう。
1/32であれば修正で済むミスも、部品全損はすぐだ。
排気管φ1の中心にφ0.75の穴をあけてパイプ状にできたことは初めての経験だった。
 正直に言うと失敗ばかりして、同じものを2回どおり作ったぐらい手間がかかている。仕様が若干異なる携帯バイブモーターが上手く装着できるかは、緊張と胸の高鳴りがあった。モーターの予備が随分たくさんできたので今後も1/50可動エンジンの製作を楽しめそうだ。
 名古屋ボントンオンラインショップで購入した携帯バイブモーター、予備を含めて10個購入した。10個買うと数量割引で1個210円だ。外径がφ4.2シャフト径がφ0.75.それぞれに合わせてドリルを購入した。
 今回もモーター一体ターミナルを外そうとして、片方の端子を壊してしまった。
下が秋葉原で買った外形φ4.0シャフト径φ0.6mmの携帯バイブモーター。下のモーターのシャフトに延長アタッチメントφ2真鍮棒をカシメで取り付けたあと、外形を研磨して、モーターを壊してしまった。
2012.12.23
1/50エンジンは甘くない、失敗と修正の繰り返しだ。
とうとう携帯バイブのモーターを壊してしまった。
 途中ハンダの熱で断線は復活できたが、
スピンドルにφ2の増径アタッチメントを取り付け、
その外形をモーターを回転させながら研磨したら壊れた。

 秋葉原で購入したモーターだが、ジャンク品で在庫がない。
インターネットで探すと、同じものが通販で販売されていた。

 10個注文した、モーターが着たら銅版のシリンダーヘッド
あたりをもう少しそれらしく修正したい。
2012.12.16
 主脚柱はφ10真鍮棒より削りだし、その上に一部φ3×φ2真鍮パイプを旋盤で内径をφ2.5に拡大したパイプをかぶせている。
タイヤはゴム製グロメットをホームセンターで買ったもの、中央に溝があったので溝はエポキシパテで埋めて、黒く着色した。銅版は加工性がよくまるで紙のようにはさみで切れる、ハンダ付け性能も抜群だ。ホイールは真鍮棒φ5の外形がそのままグロメット内径と一致した。主脚柱への取り付けはφ2軸部を削りだし、脚柱側にφ2穴をあけて瞬間接着材で軸を取り付けた。
 プロペラは未製作だが、仮付けの絶縁チューブを単4電池2本で回転させている。キャノピーは未固定でのせているだけだ。胴体との隙間は未接着である。
 クの字のトルクロッドは銅製だが、1/50サイズで私の現在の技術では、この程度が限界か、有名ソリッドモデルクラブの往年の先輩たちはもう少し上手につくっている。先週買ったφ1センタードリルは、主脚製作で使用した。主翼側取り付けはφ2軸だ、手持ちのセンタードリルはφ2なので、φ2軸は削れない、今回は軸直径より小さいφ1センター加工でφ2の芯押し軸切削ができた。時計旋盤とまではいかないが、小物を旋盤で削っていると、時計屋さんになった気分だ。
 このほか、胴体尾部のテールライト、尾輪も製作した。こにらはトップページの写真で確認できます。
2012.12.14
 操縦席掘り込み、水平尾翼の製作ができた。
キャノピー成形型を下方に延長したので従来になく胴体とぴったり合った。
カウリングが小さいのかバキューム成形が非常に楽だった。
 従来はカウリング成形型を、胴体から切り離したままだった。
胴体との間に隙間があくのでそれをパテで修正していた。
その修正が全くなくても胴体とぴったり合うのは嬉しい。
 胴体の操縦席掘り込みも1/50であり、大した切りくずもださず掘れた。
この状態で接着してあるのは、左主翼のみだ。
胴体はパテで隙間埋めをしているがまだ左右分割可能だ。
水平尾翼もφ1真鍮棒で止めてあるだけで、引っ張れば抜ける。
エンジンカウリングもM2ボルトを外せば取り外し可能だ。
 カウリングは内部に見える、M2六角穴付きボルトで止めている。
これは今回最も考えた構造で、機体表面にボルトを出さず固定されている。
2012.12.08
 キャノピー形状の修正、カウリング、エンジンの製作

機体全体を#180のサンドペーパーで仕上げたので少しきれいになった。

背景に手が写っているので、機体の大きさの比較物になる。
カウリング内側には、内径16mm×外形19mm×長さ9mmの真鍮製
リングを旋盤加工して挿入した。リングの外周の一部を使って上下の
エアーインテークを構築した。エアーインテークの分割隔壁は
真鍮の小さな板を目立たないように奥側でハンダ付けしている。

配線が目立たないようシリンダー後部で処理できたこと、無事回転したこと
で満足した。おもちゃは多少でも動きがあったほうが楽しい。
 未完成品だが、プロペラ相当の絶縁チューブをつけて回して遊べる。
紫電改1/50誉エンジン、カウリング周りの製作

カウリング周りと、エンジンの製作を急いだ。
 エンジン方案、の確認をしたかった。
胴体その他の部分は、殆ど手がついていない。
 表面には荒削りの加工のあとが残っている。

 1/50でプロペラが回転するという確認です。
 誉エンジンは真鍮で製作した。
小さくても手間は同じだった。
8時間かかっている。
携帯バイブレーター用モーターの、在庫品を使った。

モーターの直径は4mm、電源は単4電池2本、3V
星型エンジンの360度9等分の40度割り出しは、木の丸棒で分度器で
9等分をしてそれをジグにして穴あけした。結局かなりばらつきが出た
 全く目分量よりましだが、シリンダーも形になったのでこのへんで妥協、
プッシュロッドや、その他クランクケース前側補機は後日ゆっくりつける。
機体にはまだ水平尾翼も存在しない。
 プロペラは未製作だが、とりあえず絶縁チューブをつけて
回転させてみた。モーターは回った。

 胴体、キャノピーは荒仕上げ段階です。
キャノピーはノミで削っていることが削り目から確認できる。
切り離した状態なので、胴体とカウリングの間は相当の隙間が存在する。
このあとこの隙間は木工エポキシパテで修正した。
 これは朝日です、昨晩午前1時から朝の9時ぐらいまで作業した。
そこまでやる気でななかったが、携帯バイブのモーターが使えそうと気づき
試してみたくなり、やり始めたら朝になっていた。
 どうせ作るなら星型エンジンの、外観が確認できるところまで作った。

今回の工作は楽しめた。自然に手が動いた。
2012.12.2
 1/24紫電改の下に、製作を開始した1/50紫電改の製作2日目
胴体の削りだし、主翼左右の取り付けを実施した。
 カウリングは切り離し、内部を空洞にする予定。
左舷側は瞬間接着材で仮付け、右舷側を中央3mm板とセットにて
ピラニアソーで切り離し予定。

 前側はM3ロングボルト埋め込み、後部はφ2真鍮棒を加工基準にした。
主翼上半角は、機体推力線で水平に保持し180度回転させて、
左右均一の上向き6度とした。
 角度測定は水準器で実施。

機体垂直線は垂直尾翼をガイドにした。

主翼中央付け根は、胴体と一体で製作したフィレットと段差ができた為
段差解消のための木工エポキシパテ修正部分。

全体に仕上げ前で、概略の形状ができたという感じ。
水平尾翼は今日は作らないことにする。

一週間ゆっくりかんがえて、また次の土日で製作をする予定。
 1/50紫電改、機体下面
後部よりφ2真鍮加工基準の差込が見える。
尾輪取り付け穴に、M2六角穴付きボルトでφ2真鍮棒を固定している。

 尾輪取り付け部内部には、真鍮ブロック埋め込み。

φ2真鍮棒は、加工時に荷重を受けるので、最初に製作したバージョンは
垂直尾翼にあけたφ2穴が割れてしまった。
 垂直尾翼ワレは、木工エポキシパテにて修正。

φ2真鍮棒は、3mm厚の中心材に奥深く30mm程度穴あけした。
それで主翼取り付け部の加工時の荷重は保持できた。
2012.12.01
 1/50紫電改の素材に手を付け、1/50紫電改の製作を開始した。
奥に見えるのが、先週作ってみた左右二つ割の試作素材です。
手前は中央に3mm朴材は配置して、左側、左側別々の胴体素材を配置
合計3枚構成の機体の素材です。前側からM3ロングボルトをプロペラ中心軸に出している。そのまま推力線を機体後部に延長して、機体尾部からはφ2真鍮棒を取り出した。いずれも胴体内部に真鍮ブロックを埋め込み、
前側はM3タップで固定、後ろ側はφ2穴にM2ボルトで固定した。
 機体加工中心が確保できたので、今後の主翼上半角取り付け加工精度
や、水平尾翼取り付け加工精度は従来の1/24のときと同じやり方ができる。


手前の素材が本番用と考えている。
2012.11.11
 100円ショップのイミテーション手芸用品アクセサリーは正解だった。
左右の翼端灯1セット、尾灯を設定できた。左主翼端のピトー管も真鍮棒で工作できた。着色はクレオスの水性塗料のクリアーレッド、クリアーグリーンを使った。
2012.11.4
 紫電改、始動、モーターライズした誉エンジンが始動した。早朝5時開始、午前10時30分終了。
 技術データ:プロペラ素材、CHホームセンター3mm×12mm×1000mmアルミバーをプロペラ長さにカット後、旋盤でφ2.7軸部削りだし、その後ダイスでM3オネジ立て加工。
 プロペラ平面形状を、図面より12mm幅アルミバー表面に細マジックで転写、帯ノコ盤で翼面形状の切り出し、グラインダーでプロペラ翼断面に荒削り、最後にエアーベルトサンダーにて仕上げ削り。
 スピンナーは50mm×50mm×40mmの朴ブロック中心にスピンナー外形のφ25穴をフォスナービットで加工、50mm×50mmの正方形4方向よりφ2.5mmM3タップ下穴加工、4−M3タップ加工。
 スピンナー側M3タップへ、プロペラ側のM3オネジをねじ込み角度合わせをして完成。
 写真は午前10時の太陽、今晩はプロペラの回る紫電改を寝床で楽しむ。モーターリード線はカウリング下部のオイルクーラーのエアーインテークより取り出した。このあたり少し工夫が必要かもしれない。
 右下はスピンナーのプロペラ取り付け穴あけジグ。穴径はスピンナー外形サイズのと一致させた。底にはワッシャーを挿入しスピンナーが斜めに傾くことを防いだ。角材の側面4方からM3タップ下穴を加工した。容易な、90度4分割なのでプロペラ取り付け位置及び方向は正確に加工できた。完成したプロペラが回ることが嬉しい。プロペラ端面やブレードの形状が荒いが今日は11時から外出したので細部まで修正する時間がなかった。形状の仕上げ修正は来週か。
2012.11.3
 旋盤削りだし機銃は甘くなかった。最初の一本はまぐれだったのか、と思うぐらいオシャカを作った。必要数4本の三倍、恐らく12本は削って良品は4本だけだった。直径1.5mmの機銃の銃身を削る最終仕上げで曲げてしまったりしてダメにした。神は我を見捨てたか、と思うぐらい失敗した。旋盤加工は楽しみだったはずだが、最後は少し苦痛だった。午後4時間削っていた。1本削るのに1時間の計算、普通に削ったら20分だが、3本削っているので一時間の計算だ。
 最近は旋盤加工になれてきた。今何ミリぐらいかは目分量でもわかる。3mmに仕上げるのに3.2mmまでは目分量で削って最後の0.2〜0.3mmをノギスで正確に測定して削る。
 昨日床屋さんのお兄さんが言っていた「永遠の0」を文庫本で購入した。これは読める。吸い込まれるように読める。解説がミリタリーファン向けではなく、素人さんでもわかるようになっており親切だ。今晩つづきを読むつもりです。

 サイエンスアイ新書の「徹底検証V-22オスプレイ」も購入した。最近思うのだが紫電改をつくるにあたり、迷った候補のオスプレイだがソリッドで作らなくてよかった。その後プラモのオスプレイや、ソリッドでも作っている人がネット上で検索できる。人が作るとあまり作りたくなくなる。
 自分の作るソリッドモデルは世界に一つしか存在しないというのがいい。
 製作データ:素材φ6mm真鍮棒、CHホームセンターで購入、現在φ6棒は廃番となり、現在標準在庫無。押し出し材で粘りが強く切削性は悪い。
機銃銃身φ1.5〜φ1.7、主翼挿入部分はφ3mm仕上げ、ドリル穴φ3に挿入後瞬間接着材で固定した。センタードリルφ1mmは持ち合わせがないので、φ2センタードリルで先端のみもみ、φ1mmドリルで追加工しセンター穴とした。
 機銃取り付け位置は、1/24平面図コピーを機体下部からあてて、ケガキ針で位置決め、マジックでしるしをして、φ1.5mmドリル加工、φ2.5mドリル加工、φ3mmドリル仕上げ、後φ6mm木工ドリルで座グリ加工。
 実機の雰囲気と比べて遜色ないので、この機銃には満足している。
2012.10.28
 ダウンロックロッドを作ろうと思う。作り方次第なのだが、丸棒の途中が折れ曲がる四角断面になっている。これをどのように作るか迷うところだ。昨日土曜日は一日家内の用事に付き合ったので今日作る。

 四角断面はφ3mm丸棒から四角形にエアーベルトサンダーで削りだすことにした。最初にφ1mm穴にφ1mm真鍮棒を通した上で、サンダーで削った。回転方向にベルトサンダーを掛けるとφ3棒が回転してしまうので、ラジオペンチで固定して削った。
先週トルクアーム真鍮削りだしで、純正の切断研石を1枚割ってしまった。
 ダイソー100円ショップにて、ミニルーター用小径切断研石を購入した。浜松ではここ2年ぐらいでダイソーの撤退が相次ぎ、自宅周辺ではダイソー系の100円ショップがなくなった。市南部の大型スーパー併設店にダイソーがありそこまで食料品の買出しとセットで買い物に行った。
 小径切断研石は、以前は1枚100円だった。ホームセンターで、プロクソン純正小径切断研石を買うと、5枚入りで1000円ぐらいする。1枚200円だ。今回は105円で4枚入りだ。一枚26円とかなりリーズナブルなお値段になった。5セット合計20枚購入した。これで数年分の在庫を確保できた。
 
 ダウンロックロッドの折り曲げ部分はφ3mm真鍮棒にφ1mm穴を貫通させた。φ1mm真鍮棒を通し、φ0.5mm真鍮線で屈曲軸を表現した。
 車輪カバーを取り付けた。主脚側は半田付け、胴体側の半月形のカバーは小さな木ネジで胴体側に取り付けた。
 ブレーキパイプのホースを表現しようか迷ったが、今日はやめておく。
トルクアームが大げさだが、前作よりかなり機能的な主脚を表現できたので満足している。

 目立つ構造物では、機銃がまだ作ってない。機銃は旋盤で簡単に削れる。
来週あたりの製作だと思う。
 今日は10月末だが、7月末から丁度3ヶ月、毎週何がしか紫電改を作っていたことになる。
2012.10.21
  主脚を作り直した。4時間半の作業で、オレオ上部真鍮、オレオ下部主脚アーム、トルクアーム合計3部品を2セット、6部品を削りだし。今日中に完成できるとは思わなかった。
 トルクアームが、難儀した。真鍮薄板でできるつもりだったが、ダメだった。
アルミの厚板で対応した。展開図もないので、作り直し3回目でなんとかなった。オレオ上部は直径12mm真鍮棒から削りだし。主脚アームは厚さ15mmアルミ板材を、旋盤で削り一部に直径4mm部を削りだす。旋盤にチャックできないので、M4タップを板厚部分にあけて、M4ボルトを旋盤主軸に貫通させ締め上げて固定、芯押台側は、センター穴を加工して、芯押台で保持して削る。ジグ製作に時間がかかった。丸くないものを旋盤で加工するには段取りが必要だ。
 この構造の目玉は、トルクアーム取り付け用の「耳部分」が半田付けではなく本体と一体で強度があることです。耳の部分まで、材料が必要となるので完成品直径より太い材料から耳部分を残し削り出した。
 車輪が木肌のままであったので黒く塗装した。ダウンロックロッド、車輪カバーが未製作だ。前作主脚柱は、過去の掲載写真で残っているので比較できる。 M2の車輪取り付けタップも、折らずに済んだ、左車輪はあせってパテ埋めで目隠しした翼上部への貫通跡をつきやぶってしまった。
 日曜午前は秋晴れの中、近くの浜名湖ガーデンパークで家内と散策もできた。帰宅後11時からの作業開始だったので、どこまでやれるか心配だった。主脚の構想は、図面ができていたので作業だけだ。考えるより手が先に動いた。前作より飛行機らしくなった、今日はいい一日でした。

 シンナーを1.6リットル缶から、小分けするのにホームセンターで注ぎ口アタッチメントを購入した。昨日は急いでシンナーを小分けしたので随分こぼした。
 100円ショップで、シンナー缶からの注ぎアタッチメントお探したが、いいものがなく、灯油ポリタンクの蛇腹注ぎホースを流用してしのいだ。
 今日は過ごしやすく、作業も快適。
2012.10.20
 先週サーフェサー塗装で凹みが埋まってしまったリベットラインを、ケガキ針で全箇所つついて凹みを復活させた。サーフェサーの使用量は先週1回、今週2回合計3回吹いた。希釈後のラッカーシンナーと塗料の量は合計して100ccは吹いている。
 耐水ペーパー#1000磨き#1500磨き完了後、Mr.カラーSM01スーパーファインシルバーを塗装した。少なくとも過去に経験したアルミ箔全面張りの機体より見栄えがする。狙い通りにいった。右下の斜めの幅50mmのドラフター上の銀色はアルミテープによるアルミ箔です。しわがない分、アルミ箔張りよりいいかんじだ。
 全面銀に塗っただけではでは味気ない塗装だ。味付けしなくてはならないが、経験不足だ。銀塗装には満足しました。アルミを削りだして機体を磨いたようだ。
 模型には全く感心のない家内が、これをみてアルミを張ったと勘違いした。
更にうれしいことに、過去のアルミ箔張りの機体よりこのほうが落ち着いていい感じだとも言ってくれた。苦労が報われた。
**********恐れていたこと**********
 塗装で恐れたことは、塗ったらプラと見分けがつかなくなることだった。
幸いこれは起きなかった、塗らない機体表現として機体パネルラインに段差をつけている。これも幸いした、実機ではありえない段差が模型に質感を与えてくれた。真鍮のカウルフラップも塗装していないことは正解だった。
*********************************

2012.10.13
2012.10.14
今回機体の塗装に手をつけようと、思い切ったことをしました。思えばいままで機体形状ができあがるとそれで満足し、木肌機体でも見栄えはすることから、面倒な塗装を避けていたのだと思います。2004〜2006年ぐらいまでは、木彫や、木で祭壇の製作を頼まれたりして木部への塗装は当時本格的にやっていました。下地処理が大切なことは当時学びました。木で飛行機をつくるようになると機体形状ができあがったことで満足して、塗装まで本格的にやれなかったのだと思います。木製品は滑らかでつやのある均一な塗装仕上げがされれば、付加価値が上がります。木製模型飛行機は、さらにパネルライン、リベットといった細部表現をしなくてはならず、均一に仕上げた木製塗装の上にさらに傷でラインをつけたりの作業ののノウハウがありませんでした。

 名古屋三点クラブ水野さんのご指導でサーフェサーを塗りました。パネルラインは彫刻済みで、ケガキ針による引っかきV溝ではありません。キャノピーと、カウルフラップのマスキングを外してみました。この後何回か、サーフェサーと磨きを繰り返し、最後にパネルラインの消えかかった部分をケガキで修正するつもりです。その後着色塗装なので、まだ随分先は長いです。
 今回の機体では、木製胴体の段階で、段差によるパネルライン表現が既に掘り込まれています。ソリッドモデルの世界では、この方法は誰も実施していないので塗装した状態がどのようになるか楽しみです。
 紹介していただいたサーフェサーは具合がいいので感謝しています。
2012.10.7
 土日は何も製作が進みませんでした。尾輪を掲載しますが、これは先週の製作です。
 主脚の作り直しの検討をしておりました。図面は別のページに掲載しようと思います。
 金曜日はペット犬のお葬式、土曜日は新作映画の鑑賞、日曜は半日用事で機体製作に手をつける気持ちになれませんでした。
2012.9.30
 主脚1セットと、尾輪を製作した。主脚カバーやブレーキホースは未製作です。主脚輪は木製、オレオのロッドはステンレスだ。外観は今ひとつ工夫が必要です。
 台風の午後、おとなしく自宅で過ごした。主脚の下部の形状が実機とは異なるので、カバー取り付け時に余計な部分を削り落とす修正が必要です。車軸と木製タイヤの間にはミニベアリングを組み込んだので車輪はよく回転する。尾輪にはベアリングを組み込むスペースがなかった。真鍮のソリッドタイヤだ。主脚半田付け作業中に、操縦席のラダーペダルが片方抜け落ちた。再度組み付けには、機体の上下を分解するしかなかった。再び落ちてこないよう瞬間接着剤で強固に接着した。
2012.9.29
 脚の構想をしていた時間が殆どで、旋盤を1.5時間ほどまわした。ステンレスのM4ボルト軸部分を、オレオのロッド部分にしようとしている。真鍮の車輪取り付け部分を削りました。この上部に、左の実機と同様に伸縮部分をステンレスで表現して、その上部にまた真鍮パイプをかぶせるつもりです。くの字のトルクアーム(torque arms)は真鍮で半田付けするつもりです。資料本の「米国の展示紫電改」の主脚はもっと綺麗なのだが、四国の紫電改は海没機だけにすこし汚く感じる。迷ったことはすべて真鍮から削りだし一本棒にするか、ステンレスシルバーと、真鍮の異種金属構成にするかを迷った。
2012.9.23
日曜日の午前中2時間程趣味の時間が取れた。今日は昼前から用事で午前しかできない。アルミでスピンナーを削った。結果だけ見るとなんてことはないが、直径25mmのアルミで長さ25mmを四角ブロックから削りだすことはチャックのつかみ代も必要で想像するより多くの素材を必要とする。あとで切り落とした製品部分だけ見ることになる。計画通りだがスピンナーを装着すると機体はカッコがつく、エンジンは斜めから覗きこまないと見えない。
 エンジン覗き込みは作者お気に入りのアングルです。資料によるとカウリング内面は操縦席と同系の緑のようだ。ここは塗ろうと思う。次の休みはプロペラを飛ばして主脚になるかもしれない。脚も作りようでかなり変るので、どのようにつくるか一週間検討することになる。
2012.9.22
 誉エンジン外観を追加工しました。参考資料は「光人社:最強戦闘機紫電改」です。エンジン外形が実機のシリンダー部分までであり、シリンダーヘッド部分は省略されているので違和感があります。
 エンジンはソリッドモデルのカウリングに挿入してしまうので、実際にはシリンダーヘッドは隠れて見えなくなります。9個のシリンダーを止めているM3六角穴付きボルトも見る人によっては違和感があります。エンジン背面のアルミ台座は撮影用のもので模型とは関係ありません。これは主脚を削りだす際につかう偏芯穴ジグです。エンジンを上向きに立てると撮影しやすいのですが。クランク軸は水平でないと飛行機用エンジンとして趣がでないので水平撮影するためのジグです。
 実機紫電改では、スピンナーに隠れてエンジン自体は殆どみえないことが確認できます。エンジンは覗いてみたくなる部分でもあり、ここまで作ることは必要だと思います。考え方の選択ですが、外観のみにこだわる製作方法としては、商船模型等でみられる手法で、クランクケースを木で旋盤削り出し、シリンダーは紙で積層接着する手段があります。本手法の経験はありませんが、紙でエンジンを作る気持ちになれません。アルミと真鍮の金属で作りたいです。模型外観は実際の誉と比較するとデフォルメされています。金属にこだわるか、外観を忠実にすることを優先し、紙製でもよしとするか考え方で分がかれます。金属性でかつ精密となると、小西製作所等が模型用で実施しているロストワックス鋳造となり、個人の趣味ではなくなります。
2012.9.22 
 思うところあり、改めて現状の外観写真を掲載する。
これ以上の拡大掲載には耐えない、更に拡大するとアラが目立ち過ぎる。
木肌の手作り感、やわらかい質感が気に入っている。
 人によっては、塗装しないことを好まないので評価はさまざまです。
私は、塗ったら味がなくなると思うが、人によれば塗らないなんて最低。
 塗装は日の丸や、機体番号等だけのつもりです。
まだ先は長いので、考えながら作ります。
光人社:最強戦闘機 紫電改 2010年2月1日発行を購入した。
013ページに誉エンジンの斜め前から見た写真が掲載されていた。
そのまま転載はできないので、トレースしたものが左のイラストです。

 本の写真はなかなかの迫力です。
国内の刊行物に掲載されている誉は、中島飛行機の社内保存用製作発動機の資料写真アルバムから転載したものが多い、その他旧鉄道博物館の展示機、鹿屋基地の海没誉がある。中島飛行機の資料は正確に前面、側面、背面から撮影されたモノクロ写真です。写真は点火プラグコード保護配管が非常に目立ち、プロペラ減速ギア上部のピッチ調整装置や、下部のオイル回収装置等の構造が把握できなかった。
 誉写真が、本書の購入の動機です。
東京駅周辺の、丸善、八重洲ブックセンターいずれにも在庫があった。他の紫電改資料として、手持ちではない書籍に「光人社:図解軍用機シリーズ」が同じく在庫であったが、発行古く、縮刷版で文字が小さく読むことが疲れるので購入はやめた。
 零戦関係の市販資料は、数多く、図解、絵も、過去何度も掲載された資料の再掲載であることが殆どです。紫電改の資料は零戦に比べると少ない。本書は2010年刊行の書籍であり、情報も新しく満足している。
2012.9.16

 撮影目的で、実際の誉発動機装着位置より若干前に出している。
脚のM4ボルトは仮装着しているものです。降着装置は未製作です。
 脚は引き込み不可能です。M4ネジで主翼に固定する構造です。
減速ギヤボックス上部のプロペラピッチ調整装置をアルミ削りだしで製作し、点火配管をφ2真鍮線で取り付けた。円が少々いびつだ。放射状にシリンダー一箇所あたり2本のプッシュロッドをφ0.5黄銅線で取り付けた。
 四国紫電改のエンジンを前から見た様子
今回の製作は2時間だった。実際見えるのはスピンナーから外れる外周範囲。クランクケースの前面はスピンナーに隠れて全く見えなく長年海水につかり痛みが激しい。電装の点火配管はこの位置では見えていない。下から見ても確認できないので四国の展示機では失われているようだ。





誉エンジン
 12.9.9の背景写真は中島飛行機の資料写真で減速ギヤボックス最下部にはオイル回収用ケースが見えるが、右の写真では確認できない。
2012.9.21写真を削除したので代替として外観を掲載します。

 2012.9.9誉エンジン製作中
土曜日に誉のクランクケースをアルミで削りだした。
モーターの入るφ15.6の内径ボーリングに苦心した。
旋盤の出力が150Wと小さいので大径ドリルの一発加工ができない。
小径ドリルから、順次穴をドリルサイズを変えて拡大していく。

φ6下穴あけ、φ10穴径拡大、φ12.5穴径拡大そこまではドリル加工
ミニ旋盤に装着可能サイズは六角シャンク付きの短いドリルだ。
その先がボーリングバイトでボーリングしようとしたが深さ15程度まで
は可能だがその先が上手くいかない。
 φ15ドリル市販品は、ミニ旋盤に装着可能なサイズが存在しない。
代用品で木工用フォスナービットφ15の六角シャンク付きがある。
過去何度もアルミに木工フォスナービットで穴拡大している。
その場合旋盤側がオーバーロードで停止してしまう。
すくい角や逃げ角が木材用で大きすぎることが原因だ。
木工用フォスナービットφ15を一本つぶす覚悟で、
アルミ用にグラインダーで研ぎなおした。
 φ15の木工用フォスナービットはもう一本新品を購入した。

φ12.5〜φ15への拡大に、追加工したスペシャルフォスナービットで加工した。その上でφ15.6のモーター外径までボーリングバイトで仕上げた。

 日曜日は、隣接気筒と角度40度の割り出しで、9箇所のM3ネジを加工した。割り出しはミニ旋盤主軸と、100円ショップの角度水準器を使った。
シリンダーの角がφ32よりはみ出るので、組み付け後再度旋盤でシリンダーの星型の外形をφ32以下に修正加工する。
 クランクケース前側の補機がついていない。
モーターの内臓されたクランクケースに、シリンダーが9個ついた状態で、本日の作業終了とした。
 機体側のエンジン装着穴φ32に挿入可能なよう、微修正をした。
装着できることを確認した。

エンジン前側から見える部分の今後の製作予定

1.点火系の配管や配線は製作する予定
2.プッシュロッドもφ1真鍮線で製作する予定
3.モターは内臓したので、プロペラは回転可能
4.エンジンカウル内側は塗装する予定
2012.9.2
 紫電改用修正済みのキャノピーを分割開放状態で、機体に接着した。
操縦席引上用の、零戦にもあるゴムひもとローラーを製作した。
φ2丸棒から旋盤で2個製作した。

ミニ旋盤加工は事務作業程度の音なので、早朝から作業した。
 操縦席への取り付けは、φ0.5裁縫用デザインピンだ。
仮縫いのとき、布を仮止めするピンです。
操縦席の軽め穴を紫電改のモックアップ写真通りあけた。
ローラー2個と、真鍮線のゴムひも実体感が気に入っています。

 一度木製で製作した、キャノピー前端の胴体にある空気取り入れ口は、一作目キャノピーを取り外し時、壊してしまったのでエポキシパテで造形した。

 操縦席後部の転倒時のパイロット保護柱は、実機では木製だが、本模型ではアルミ製です。模型の機体が木製で実機ではアルミと逆であり、保護支柱は茶色に塗装することは避けた。
 紫電改操縦桿の、基部をパテで実機とおなじ形状に太くした。
また手の握り部分が若干前傾しているのでそのように曲げた。
 ガンサイトの照準器のパイロット側にある緩衝材の茶色部分は
エポキシパテ盛り、茶色塗装です。
 照準器本体も銀色に塗装した。
操縦席右壁に、赤いレバーを一本追加した。
 キャノピーが3回目の正直で、実機に近い形状になったことと、
操縦席周りの目立つ、座席引き上げゴム、操縦桿、照準器あたりに
手をいれたので初期段階の夏休みよりかなり見栄えがする機体となった。

 主に、主翼表面、裏面の筋彫りと、裁縫ルーレットでリベット打ち、サンディングシーラーで主翼をクリアー塗装をした。
 昨日加工しておいた、主脚取り付けM4オニメナットも主翼に組み込まれている。M4ソケットボルトで地上駐機姿勢を再現した。
 カウリング前面上下の空気取り入れ口に、分割隔壁を装着した。真鍮板を圧入後瞬間接着材で固定した。
 息子のアフリカジオラマを借景で撮影の背景に借りた。
目立たない部分ですが、パテ修正のパテ色を、付近の朴材に近い色で塗装してパテ修正を目立たなくしている。
2012.9.1
 主翼のパネルラインを加工する前に、主脚取り付け穴を加工しておく必要がある。左右の脚はM4ネジ取り付けとするので、左右の主翼に主脚取り付け用のM4メネジオニメナットを取り付けた。
 オニメナット挿入用下穴が左右で角度がずれると主脚が曲がった機体になってしまう。胴体も、主翼も形状は完成しているので基準面が取れない。
 左右そろえた主脚とりつけメネジ加工の為には、ジグ製作しかない。
今日は余材で、穴加工ジグを製作した。
 夜になり、キャノピーの形状がいまひつとつ天面が平らすぎることが気になった。高さ的には図面通りだが、後ろ側が緩やかに下がるポイントがもう少し前よりから緩やかにキャノピーが低くならないとだめなようだ。
 前側もいきなり平面になっているが、もうすこし緩やかに最大高さ点に到達しないとだめなようだ。木型を削ることと、バキューム成形は30分あれば可能なので、夕食後キャノピーを再成形した。
 キャノピー形状としては、3作目、失敗作と、予備を含めると5回も成形している。
Shidenkai
2012.8.26
 胴体のパネルライン加工、リベットルーレット仕上げが終わり、サンディングシーラーを塗装した。垂直尾翼、水平尾翼のパネルラインと、リベット加工も完了した。先週試加工した、主翼だけ未着手である。主翼は平面でパネルラインもリベットも加工しやすいので後まわしとした。午後3時前だが今日は疲れたので作業終了とする。
仕上げに使うロールペーパーサンダーが、浜松ではお気に入りのものが入手できない。浦和工業「刀TOOLS 軸径φ2.34 HRS-SET」(ロールサンダーセット)を、土曜日午前8時にyodobashi.comで注文して、送料無料、コンビニ入金手数料不要で、日曜午前9時に届いた。日曜日午前はロールペーパーがフル稼働した。小額小物の宅配は、送料無料、手数料無料でないと高いものにつくのでありがたかった。モーターツールビットは、割と高価なものだが、砥石やペーパーの消耗品以外のツールは長持ちし10年近く使っている。
 手持ちのビットを紹介します。左上3枚はプロクソン純正の小径丸ノコ、軸が3本あるのは、丸ノコ付属軸が一本で、残りは以前購入した、プロクソン純正の小径切断研石の付属軸。これは割れやすく現在は使用していない。
 左上から2列目3枚は、左から100円ショップの小径丸ノコ(プロクソンより厚く切れ味は悪い)、100円ショップダイヤ切断研石、100円ショップ小径切断研石。その下は、小径研石の列、一番左の隠れているのが今回買い足したプロクソン純正、その他はセット物の付属品小径研石。
 左列の上から4番目は、今日届いた浦和工業ペーパーロールサンダーで軸は純正が3本、過去に2度買っているので軸が3本になった。残り一本はミニタイプ用ロールペーパーの軸です。
 その下列が、φ2.35のハイスピードスチール製のビットです。
左最下段は、プロクソンのミニルーターのコレット締め付け用付属スパナ。
右列は最下段がφ1ドリル+φ1コレット、下から2段目がφ1.5ドリル+コレット。下から3段目がφ2ドリル+コレット、下から4断面がφ2.35コレット、
下から5段目がφ2.5ドリル+コレット、下から6段目は、φ3コレット+φ3ドリル3本、及びφ3コレット+φ3軸の超硬ビット、φ3コレット+φ3軸ハイスビット。その上がドレメルのφ3.2軸ツールと、φ3.2コレット、それから予備のコレット締め付け用キャップナット、右最上段は、左からミニルーター専用ドリルチャック、エアーグラインダー用φ3コレット、一番右はφ0.5ピンバイス。
2012.8.25
 キャノピーが大きすぎる御指摘を受けたので、思い切りよく前作キャノピーをつぶして外した、瞬間接着剤取り付けなのでフロント側は破壊されてしまった。もう一つ木型を作るつもりだったが、検討すると、3時間ぐらいかかりそうだ。現状の木型を削り込むことにした。木型削り込み、バキューム成形とセットで2時間ぐらいだった。朝の時間帯でキャノピーが終わった。
  昼前から、胴体のパネルラインのケガキを、カーボン紙をつかってラインを転写した。ケガクと、最上部のカウルフラップの長さが足りないことが判明した。上部に延長したカウルフラップを左右2枚作り直した。
 夏休みに、試作した工法で胴体のパネルラインを加工した。裁縫ルーレットによるリベット加工が未加工だ。キャノピーを作り直してよかったとおもう。作品は人に見てもらって御指摘をうけるものですね。

2012.8.17@〜8.18A〜8.19B
 バードカービングから、ソリッドモデルへ。バードカービングという木材加工方法があるのを知ったのは、10年ほど前になる。100円ショップでノミと工作用木材を買って鳥を彫っていると、モーターツールを使って、高速で回転する丸いやすり状のビットで木材を想い通りの形に削っていくカービングという手法があることを知った。 昨日、使う道具だけ二階の作業部屋から下ろして、エアコンの効いた寝室で作業した。本当に使う道具はトレーに2枚分だった。主要な道具はパワーツールで呼び方はいろいろあるが、「ミニルーター」または「電動リューター」、「電動式ベルトサンダー」、どこの家にもある「充電式電動ドリル」。手道具の、はさみ、ナイフ、ピンセット、先のとがったケガキ用の針、ペンチ、ニッパー、ノギスと、鉛筆、サインペン、10年前から使っている100円ショップのノミだ。当時手道具にこだわった。据え置き式の機械なしでがんばった。最初に買った据え置き式機械は、帯ノコ盤だが処分激安品だ。厚い材料を鳥や飛行機平面、側面形状通りに切り出すには必需品に近い。
 これらの道具があればソリッドモデルは削れる。切削効率向上にこだわったので途中から「木工トリーマー」に手を染めた。3万回転も回る危険なパワーツールだが木材を完全にバイスで固定すること、トリーマーをなんらかの水平ガイドで移動させること、ドラフターを使っている、先端ビットの種類を豊富に持つことで万能に近い作業をしてくれる。

 ミニ旋盤を買ったのは、4年前で金属部品の削りだしを始めた。旋盤はソリッドモデルに必需品ではない。エンジンや脚を金属で作ろうとすると必需品になる。有名なソリッドモデルクラブに所属している某氏は、脚を旋盤なしで、各種サイズのパイプを半田付けして工夫して作られている。最初写真をみて旋盤なしでは作れないと確信したのだが、メールで聞くとそうではないという。ではどうやったと考えると、ホームセンターで各種パイプを購入し、内径と外径の合うサイズの組み合わせで段差を表現し、半田付けで固定する方法があるとわかった。旋盤では発想できないが、なければ既存の各種パイプの組みあわせで作るしかない。
 


 わたしのソリッドモデル製作方法は、有名ソリッドモデルクラブの伝統的製作方法とはかなり異なる。鳥を削る手法を応用発展させて、趣味のトリーマーを最大限活用した製作方法だ。プラモが全盛となる以前の昭和30年ごろ、瞬間接着剤もなく、手回しドリルで、のこぎり、のみ、ナイフ、カンナで飛行機削った先輩の工夫には尊敬する。
 本ページではノミ、カンナの刃物を使わずともバードカービングのビットとペーパーだけでもソリッドモデルができることを強調した。

2012.8.18A
 バードカービング技法書を読み返した。当時いろいろな先端ビットを買い足したことを思い出す。ビットは10年近く使っているので総じて切れ味が悪くなった。最も高価だったビットは超硬のビットで当時数千円するものを思い切って買った。アルミも削れるお気に入りのビットとなり使い込んだ。
 紫電改機体の筋彫り、表現をどうしようか。バードカービングの羽根は一枚一枚レリーフのように削りだしたことを思い出した。四国の紫電改の機体表面はパネルの段差が目立つ機体だ、零戦を再現した機体と比較しても、現用ジェット機とは比べ物にならないほど機体表面のでこぼこが目立つ。動員の板金素人が張ったのかもしれない。当時の量産技術はこんなものだったのか。
 バードカービングの技法書では、羽根を一枚ずつ削りだす練習を勧めている。練習材料に試加工をする。綺麗に仕上がった紫電改の朴の機体に、うねった筋彫りをいれたくはない。余った朴板で主翼のダミーを作って、筋彫りの試作をしてみることにした。ソリッドモデルは、木製であることを強調したいので、クリアー塗装にとどめている。多くのソリッドモデル技法紹介は、着色後の筋彫りを勧めている。塗膜を引っかいて、母材まで達しないV溝を彫る。過去の作例もそれにならった。ケガキ針で引っかいた傷は白い線になり、美しいものではなかった。
 パネルの段差を表現しようか段差を0.5mmぐらいにして、板厚を表現できないか試してみた。一作目右は段差が大きすぎた。


 ビットが磨耗しており、JEホームセンターでドレメルのφ3.2軸ストレートビットとCHホームセンターでφ2.35軸付砥石を新調した。手持ちの国産ミニルーターはφ3コレットが標準なので、専用のコレットφ3.2が必要となる。ドレメルのビットは国産のビットに比べ割安感があるが、専用コレットとセットだと割安感が薄れる。ドレメルビットは2本目の購入だ。ドレメルビットは木材に対して切れ味が鋭い、試加工では失敗してもともとと思っているのか気合が入らない。ビットが切れるので容易に深く削れてしまう。
 二作目右は浅く加工したが筋がうねっている。主翼の長さ方向と木目方向は合っているのだが、木目とパネルラインは全く平行にならない。ラインの途中で木目につられて筋がよれる。高速で回転するビットを定規等でガイドしないとだめかもしれない。
 試加工用の二作目は、一作目の下部にもち手のブロックを接着し、電動カンナで一作目の筋彫りを削り落とした。
 部屋にカンナくずを撒き散らしたくないので、大型ゴミ袋の内部でカンナをかけた。カンナ側をバイスに固定して、もち手付きの素材側を動かした。皮手袋装着で作業したが。電動カンナはやはり怖い。材料が短いので刃に食い込むと3mmはあっという間になくなる。一作目は全くの平面だが、2作目は△山形主翼断面だ。
 うねった筋彫りは、紫電改に彫りこみたくはない。
8.19B
 アルミ板金を切り込みガイドにした。ミニクランプで翼に固定する。
ミニルーターに小径丸ノコ刃を取り付ける。手加減では深く切り込みすぎるので、ノコ刃直径より1mm程度小さいガイドローラーをベアリングとセットでノコ刃のφ2.35軸に取り付けた。切り込みの深さと直進性両方が確保された。

 主翼テストピースへのパネルライン転写は、カーボン紙を使った。
図面を翼にあてて、ケガキ針で基準点に穴を開ける方法では、予想以上にケガキポイントが目立つ。カーボン紙は前時代の事務用品で現在は殆ど使われないのか、高価だ以前エアブラシの下絵を転写用に購入したものが残っていたが、A4サイズ10枚入りで600円だ。
 定規となるガイド板金を外さず、昨日購入したドレメルのストレートビットで斜めにわずかな傾斜をつけて切削する。
 ポイントは試作1回目、2回目は、切り込みだけ全箇所入れ、テーパー加工もすべての箇所を同時に実施した。これでは切り込みとテーパー加工が微妙にずれる。試作3回目はパネル一箇所ごと全工程を実施した。ガイドがあるので直進性が確保され、真鍮のテーパーブッシュが組み込まれているので、テーパーの角度も切り込み深さも一定となる。
 次に、ロールペーパーで削った箇所との境目をぼかして修正する。最後に#250のペパーで全体を磨いて段差を極小にした。
 ↓以上の全工程を終了したのが下の写真だ。
更に裁縫ルーレットでリベットを表現し、布張りのエルロンを小径研石でうっすら凹みをつけた後、目止めクリアー塗装したのが下→右だ。
 工法は確認できた。機体への工作は次の休みまで楽しみとしてとっておくことにする。主翼表裏、尾翼表裏、機体右、機体左、機体上下となる作業時間もかかる。短時間の仕事ではできそうにない。

 連休最後になるが、排気管出口形状の丸形が気になっていた。実機は角断面であるので、ハンマーで少したたいて四角に近い変形した円形とした。
 また機体下部の機体上下結合ボルトの後ろ側は真鍮板で目隠し、φ8の木材で埋栓をした。差込だけで取り外しは可能だ。
 アフリカだ、ジャングルだ。息子の動物ミニチュア用フィールドを背景に拝借した。丁度1週間紫電改をつくっていることになる。
 今回は時間が十分にあった。過去を振り返ると、早々に木材のサンディングシーラー塗装をしてしまうことが問題のようだ。未処理の木肌はすぐによごれる。手垢、油、塗料の飛散等で、青白い朴の肌はすぐにきたなくなる。それがイヤで早々に透明クリアーのサンディングシーラーを塗装した。
 汚れにくくはなるが、ピカピカの表面の機体はもう手を加えられなくなる。
今回はまだサンディングシーラーは未塗装だ。よごれる都度サンドペーパーで磨いてよごれを落としている。
 おかげで、まだパネルラインをどうしようとか、リベット表現はなしか、ありかなどまだまだいろいろ迷える。
 左の状況は、アフリカに不時着した紫電改、エンジンは金属で換金できるので原住民に抜き取られてしまった。すこし苦しい設定だ。
 搭乗員のフィギュアーはまだ先の先で、秋になるに違いない。
機体には、まだエンジンも、脚もついていない。
 紫電改の、排気管を左右製作した。φ4とφ3の真鍮パイプを使った。
昨日は機体の上下分割面にわたって貼り付けたカウルフラップの瞬間接着剤が分割面に浸透して、機体が接着されてしまった。
 包丁をつかってハンマーで楔のように叩き込み、上下分割を可能にした。
操縦席のレバーを一本追加した。
機体下面は見えていないが、上下分割ボルトの六角穴付きボルトの座繰りを実機と同じ位置に存在する真鍮パネルで隠した。パネルのない反対側は木材のφ8丸棒で仮に埋めた。
 主翼先端、尾翼翼端、垂直尾翼翼端を最終形状までサンドペーパーで仕上げた。主翼に限っては、取りしろがかなり残っており、ブラ&デカのアイロン形の振動サンダーで仕上げた。
 操縦席前側に、吸入空気取り入れ口の四角小さなブロックを接着して今日の作業を終わりにした。その他垂直尾翼の後端があと3mm程素材形状が足りなかった部分をセメダイン木部用パテで成形して垂直尾翼の形を整えた。
キャノピーの窓枠はごらんの通り、開放状態で窓枠を仮付けしている。窓枠は手書きで描きこんだ。エアブラシは面倒で使わなかった。エアブラシを使うとなるとエアコンの効いた寝室にまたいろいろ持ち込まなくてはならず、よるには片付けも必要だし、寝室がシンナーくさくなると苦情がでそうでやめた。
2012.8.16
 朝夜明け前からスタートした。日中は作業部屋が暑くて集中できない。
今日は旋盤でメーターを作る予定だ。旋盤は殆ど無音なので、家族の迷惑にならない。外形φ4、メーター内径φ3座ぐりの真鍮メーターを14個製作する。
 胴体は上下分割して、下側から計器版を抜き取る。
計器版は上部より下部の面積が大きい。垂直方向の動きだけで差し込もうとすると、上側からは入らない。
 旋盤作業開始。左がチャックとφ4の真鍮素材、右はφ3の座グリ用木工ストレートビット、手前が突っ切りバイト。20個ぐらい削って、14個良品を作った。座繰りビットはφ12真鍮で補強してあり、その内部で先端の刃先しか見えていない。
メーターは真鍮の計器版に裏から半田付けする。
 その他写真に見えるところでは、スロットルレバーを作った。
午後排気管用の真鍮パイプとアルミパイプをホームセンターに買いに行く。
本当は暑くて外出したくはないのだが、最も暑い午後2時に買出し。

 左舷の排気管の取り付けと、カウルフラップの取り付けをする。
誤って、機体上下分割面に瞬間接着剤が隙間から入り込んでしまった。
 上下分割不能になると、操縦席の修正が全くできなくなる。
相当悩んだ、無理に上下分割すると機体を壊してしまう可能性もある。
そのぐらい強力に意図しない接着がされてしまった。

 夕食後、悩んだあげく、台所の包丁で上下を再分割した。
無理やり広げて、左前のカウリングの上下あわせ面に隙間があいた。
隙間はエポキシパテ木部用で埋めることとした。

 
2012.8.15
キャノピー成形は最近連続で成功している。塩ビ板の在庫がなくなったので買出しにいく。600×600を購入した。キャノピー成形は一回200×200なので9回分も取れる。油断したのか、一回目で失敗した。加熱時間が60秒で短すぎた。電気コンロも予熱がされておらずあせったようだ。2回目トライは80秒で成功した。2回目はコンロが予熱されている。久しぶりの失敗がくやしかったので、素材に次回加熱時間の目安80secを記入しておいた。
 キャノピーの予備ができたので、開放状態でカットした。
本日の製作は、操縦席、計器版のメーターなし状態。転等時に搭乗員を守るロールバー。正式名称は「保護支柱」らしい。実機では木製のようだが、M3タップを加工した関係でアルミ製にした。正直この段階でキャノピーを接着してしまうのは早計だ。がまんしきれず接着してしまった。
2012.8.14
 操縦席の掘り込みと、風防の成形を実施した。
風防の切り離しは昨日完了した。操縦席の開口部より内側が広くなっている。
実機と同じ機体構造だ。機体が一体構造だと貼りあわせしないと内側を広げられない。機体が上下分割可能なので、分割した上側機体を下方から掘り込む。図面を確認すると、パイロット足元の高さが推力線、つまりエンジン回転中心を胴体側に延長した線と一致している。本モデルではエンジン回転中心が機体分割面になっている。上部機体の掘り込みだけで操縦席の空間ができる。風防の形状では、最前面の防弾ガラス形状が実機に近い形が再現できた。風防の天井の曲率もまずまずの出来だ。
 同一縮尺の1/24の前作スピットファイヤー操縦席と、F86Fセイバー操縦席を再確認した。かなり細部まで作られている。1/24の第3作目として過去の作例を下回るわかにはいかないので、プレシャーがある。
 紫電改の操縦席をどこまでつくるか検討している。メーカーが三菱ではなく、川西航空機であり、座席の形状が全く違う。座席は真鍮の半田付けでつくるつもりだが、機体は木製で取り付け方法の検討が必要だ。
 操縦席床には、真鍮板を貼って、操縦桿は真鍮の床に半田付けしたい。
操縦席の側壁は木材のままだが、側壁に機器をどのようにつけようか迷う。瞬間接着剤で貼り付けなら、機器も木製になる。計器版は真鍮製にしたい、メーターも真鍮製が見栄えがする。
 
2012.8.13
 エンジンカウリング前側上部の気化器空気取り入れ口、下部のオイルクーラー空気取り入れ口、機体下部の空気取り入れ口を製作した。
 機体下部の空気取り入れ口は、主翼の取り付けナットを隠す目的もある。アルミで製作したのは、ジャストサイズのアルミ切れ端があったからに過ぎない。朴材で製作してもよかったが、アルミで、肉厚を極限まで薄くできた。
 主脚収納部を掘り込む予定で、鉛筆でケガキ線を入れた。空気取り入れ口は、左のように機体を分割して、バイスで固定して、φ3のトリーマーで三日月型の深溝を掘り込んだ。トリーマーがドラフターでガイドされているので水平移動が可能だからできる加工だ。手持ちではおそらくトリーマービットが曲がって飛ぶか、溝が振れて拡大してしまう。
 写真にはないが、今日は機体を全分解してみた。主翼左右、胴体上、胴体下、胴体と切り離したキャノピー、垂直尾翼+水平尾翼ASSY、尾輪付近の胴体最後部。主翼左が厚めだったので、ブラ&デカのアイロン型サンダーで主翼を削り込み左右均等の厚さにした。水平尾翼も先端に向け厚さを薄くテーパーをつけた。すこしずづ部位を特定して仕上げないと精度が分散してしまう。
2012.8.12
 旋回中の紫電改を描いた。少し上手くなった。日曜日は、家族全員家にいたので、騒音の出る製作は控えた。パソコンのACアダプターの調子が悪くなってきた、今日は限界でバッテリーの充電もできない。以前このパソコンで同じ現象が出た、当時は店に修理に出して、マザーボード交換になってしまった。 マザーボードを最初に疑ったが、今回はDCプラグ付近の接触不良のようだ。テスターでDCプラグの電圧を測定すると電圧が出ない。ACアダプターのDCプラグ付近の電線のようだ。急遽電気パーツ屋に向かう。パーツ屋でパソコンのACアダプターと同一規格の半田付け用のDCプラグがあった。
 家に帰り、ACアダプターのDCプラグに電圧が来ていないことを確認後パソコンのアダプターDC線を切断した。半田付け用のDCプラグに交換してパソコンの電源は無事復旧した。
 パソコンの電源線を切るのは少し勇気が必要だった。切断した側の電線を切り開くと、外側のシールド線も、中心のプラス線も疲労断線していた。中心のプラス線はプラグ直後で芯線が黒こげ状態になっていた。
 夕方ちばてつやの「紫電改のタカ」の古本を探しにブックオフに行った。3件回ったが、「紫電改のタカ」はなかった。
 パソコンで「紫電改のタカ」画層検索をすると、何件か出てきた。紫電改はかなり単純化した表現になっていた。
2012.8.11

右の実機を同一アングルから撮影した現在の状態。まだ細部が未加工だ。

四国の紫電改、会社の同趣味の友人が2007年撮影したものを当時頂いた。
20枚程度はあるので、製作状態と比較して掲載します。プロペラが曲がっているのは不時着時、プロペラが海面にたたきつけれらて曲がった。
 紫電改343航空隊は、四国の松山基地にあった。現在の松山空港だ。学生時代の話になるが同じ下宿人に松山出身の友人がいた。松山西方に豊後水道に突き出した細長い半島、佐田岬がある。佐田岬に行く国道は197号線といい、国道は通称「イクナ」と読むと松山出身の彼から教えてもらった。道路が細く曲がりくねって走るのが大変だという意味だった。先端の佐田岬まで行っても何もないことから当地では、通称国道イクナだそうだ。現在では197号線の終点のフェリー乗り場までは、有料観光道路も整備されていて当時とは異なっている。以前、名古屋から熊本まで飛行機で移動する機会があった。飛行機は瀬戸内海上空を飛行した後、佐田岬を眼下にして、豊後水道上空を横断する。そのとき佐多岬に行く細い曲がった道を上空からみた。そんな訳で佐田岬には思い入れがある。
 左は、佐多岬を上空を呉方面に向けて飛行する紫電改を描いてみた。紫電改の後方からみた主翼付け根のフィレットが特徴的で好きだ。思いいれのある佐田岬と製作途中の機体を眺めてお気に入りの角度がこの方向から見た機体だ。
 絵はイメージで、日の丸は入れていない。垂直尾翼の所属と機体番号表示もない。そういうことを考えながら紫電改を削っている。
 豊後水道は、戦艦大和が沖縄特攻出撃の際に、呉から出港し四国と、九州の間を南下した海だ。
 主翼は主脚取り付け部までの予定だった。製作中の機体を見ていると全体を作りたくなった。CHホームセンターに表札用の朴材が販売されていた。この主翼の大きさは玄関用大型表札サイズです。厚さ30mmで厚さを斜めにカットすると付け根で16mm厚、先端で8mm厚の主翼素材が左右2枚分だ。
 主翼への素材結合に一番苦心した。胴体下部に穴をあけてそこにM4ナットで主翼から出ているM4ずん切りボルト固定している。ナットを外せば主翼は分解可能だ。位置決めで内部にもう一本φ4のガイド棒をがついている。
 機体のM4ボルトが貫通している穴は、内径φ4、外形φ5の真鍮パイプが挿入してある。これは着脱を繰り返すので位置決め精度と磨耗対策だ。
 左右の主翼素材が少しずれているのがわかる。ジグを製作して穴あけをしたが素材の主翼取り付け角に若干のずれが生じた。
 ずれは、主翼を取り外して、主翼単品でバイス固定状態で電動カンナで削り落とした。
 
水平尾翼は機体最後部、の下部が取り外し可能になっている。木組みの組み合わせで尾翼を左右一体で切り出し、垂直尾翼と十字に組み合わせ、機体最後部のブロックを取り付け胴体と一体にした。これも取り外し可能だ。

四国の紫電改の機体後部の同一アングルだ。右の尾翼素材は厚さの加工はまだされていないので、6mm厚の素材状態のままだ。
 現時点の尾翼なしの外観だ、この後尾翼をつけたが、掲載は尾翼なしの最終だ。ここでやめるつもりで撮影したのだが、夜になり尾翼をどうしても形にしたくなり、尾翼を製作装着した、尾翼は1時間もかからなかった。
 夏休みに入り時間があるので、双葉社スーパームック超精密3D,CGシリーズ「紫電改、最後の闘い」を購入した。松山基地の343航空隊が、豊後水道を、呉に向けて北上する米艦載機グラマン、コルセアとの戦闘シーンが史実に基づいて再現されている。
 紫電改だが、昭和50年代に海に沈んでいる機体が発見され引き上げられた。機体の修復は製造メーカーの川西航空機の、現在の社名である新明和工業が実施した。新明和は自衛隊向けの飛行艇の製造メーカーだ。
2012.8.5
 型紙による形状あわせを実施しながら更に削り込んだ。
型紙製作が面倒で、型紙は早朝にデザインナイフで切った。
 
胴体がかなり太かった、胴体側面をベルトサンダーで削りこんでいく。
当初胴体の肩部のみ削れば形状が合うと思い、ノミで肩部を削った。
ノミ:キャノピーの付け根部分上からと、側面からのみの刃を食い込ませる。
バルサカンナ:主に胴体前面カウリング付近と、胴体後部のすぼまり。
エアーベルトサンダー:主に胴体側面、最も強力に削れるがうるさい。
               連続使用は、コンプレッサーが追いつかない。
電動ベルトサンダー:周速が遅いので効率はエアー式の半分程度。
               しかし無音に近いので、早朝夜間でも作業可能。
#100サンドペーパー:大きな傷を消す。
#250サンドペーパー:仕上げだが今日はここまで至っていない。
風防(キャノピー)は高さが若干足りず、木材を追加接着した。
下の昨日と比較すると、胴体の四角張った感じがなくなっている。
胴体上面の概略形状はできたが、カウリング前面や13番隔壁下部、
細部がまだ、削りだせていない部分が数箇所ある。
夏休みにすこしずつ仕上げていくことにしたい。
2012.8.4
 午前5時開始午後3時終了、真夏の土曜日かなり疲れた。
これ以上作業すると、疲労と暑さで怪我をする恐れあり。
写真は午後2時半で作業終了の掃除が終わった。
木材の切削くずが部屋中いっぱいだった。
 昨晩の段取り状態、4本の角材を束ねて、機体ブロックを作成。
機体は上下半割りにできる。
4−M4ボルトで下側から固定する。
左右のブロックは接着済み。
 大きな概略形状は平面型紙で木材部分を帯ノコで切り取る。
垂直面も側面に貼り付けた型紙ベースで不要部分をノコ盤で切り取る。
 あとはひたすら丸みをつけていく。
トリーマーが活躍するので、大きな取りしろも比較的短時間で削れる。
 午前5時、まず音の静かなボール盤作業で、エンジン部φ32穴あけだ。
フォスナービットはφ30、穴径はφ31に仕上がった。
少し斜めにあいたので、逆方法にエアーインパクトで拡大してφ32になった。
ボール盤テーブルを90度傾けた。
垂直だしに苦労した。
スコヤと三角定規で垂直だしをする。
 あらかじめ中心、4本の角材の接着十時中心にあけておいたφ6
穴にM6ずん切りボルトを通す。
 芯押し台側は、M6タップを加工したカラーを旋盤で製作した。
 主翼取り付け面を上半角6度傾けてあらかじめ面だし切削しておく。
この状態から、M6ボルトを外して、帯のこ盤で水平面の形状切り出し、
垂直面の形状切り出しをする。
上下高さの家にあるノコ盤の上下加工高さの限界は85mmだ。
この状態で限界ぎりぎりの厚さだ。
横幅は100mmあるのでこのまま一体ではノコ盤には入らない。
機体の上半分を分離して上側の形状を切り出した。
 垂直尾翼ブロックを取り付けた。
これもM4ボルト2箇所結合で、分離できる。
主翼つけねのフィレットはこ大きな角ブロック状態から
トリーマーで削りだす。これが一番むずかしい。

 この加工はM6加工中心で機体を保持しながら
時間を忘れて加工した。
 ディスクのサンダー、ベルトサンダーも動員した。
ベルトサンダーはエアー駆動のものと、電動のものを
交互に使用した。
 エアーを連続使用すると、エアータンクが減圧してコンプレッサーが
追いつかない。電動を連続使用すると、定格15分おオーバーし過熱する。
暑い、コンプレッサーはうるさい、切りくずは飛ぶ
3K作業だ。すきでやっているがすこし苦しい。
汗をかく、切りくずは体に付着する、趣味ではなく仕事に近い。
夏場の長時間の作業は苦しい。
 最後はバルサカンナと、電動ブラ&デッカーのアイロン形のサンダーで
仕上げた。今日はこの辺でやめて起きます。
疲れたし、ミスしたり、怪我をしそうだ。
 昨晩3時間の段取り作業、今日は10時間ぐらい作業している。
昼と、朝食の休憩は1時間ぐらいだから実働9時間
 3+9=12時間作業で角材が飛行機の形になった。
万全の計画と段取りで加工するので、12時間だが
計画なしでやったらこの時間ではできない。
2012.7.29
 紫電改の、1:24図面検討を開始した。
機体は上下2分割で、上下の結合は4−M4六角穴付きボルトです。
機体後部の垂直尾翼部分は別部材で2−M4六角穴付きボルト結合です。
主翼は、内側の機銃部分まで製作する。主翼と胴体との結合は2−M4ずん切りボルトで結合し取り外しは可能とする。
 胴体はプロペラ中心軸で、φ6穴を尾翼まで貫通させ、M6ずん切りボルトを通し加工基準とする。
 エンジンカウリングにはφ35穴をあけ、そこにφ35までの誉エンジンを前側から挿入する。誉エンジンのスケール通りの外形はφ50だが、そこまでエンジンを作るとカウリングを真鍮もしくはアルミ板金で製作しなくてはならない。今回は木製のエンジンカウリングを機体と一体で製作し、滑らかな曲線で表現する。木製胴体に板金カウリングの組み合わせは板金側の曲線が上手くでないのでちぐはぐになると考え中止しました。
 操縦席は上下2分割の上側ピースを、反割り面の下側からくりぬく。
今日の買い物、CHホームセンターにて、M6ずん切りボルト、M4ずん切りボルト、M4鬼目ナット(木材に金属メネジナットを埋め込部品)、M4ロングドリル、φ6半球面トリーマービット、両面テープ、鉛筆削り器。
 今日は湿度が高くて、エアコンの効いた居間で図面検討をした。
真夏だが、エアコンは買い替えたばかりなので快調に冷える。
買出しで車で外出すると、エアコンの負荷が大きく加速がにぶい。
歩行者も暑さで、ボーっとしている感じだ。暑さで気をつけないと危ない。