80.インデクスに戻る
2008.8.16
P-38での撃墜王リチャード・ボング氏とその婚約者マージさん

http://usfighter.tripod.com/bong4.htm
P-38の機首側面に描かれたマージェリー(愛称マージ)さんの顔は中途半端な気持ちで描かれたのではないと推察できた。
南太平洋の戦闘機に自分の婚約者の顔を描くのは、帰還できない場合もありえるミッションだからであろう。
機首に描かれた婚約者とは終戦前の1945年2月10日に米本土で盛大な結婚式をあげて結ばれている。
その半年後なんと終戦の9日前、1945年8月6日にボング氏は米本土でジェット戦闘機のテスト飛行で殉職されている。
事故での殉職とはいえ愛妻を残して、新婚半年でこの世を去らなければならなかったのはさぞ無念だったと思う。
今回は機首左側面にマージ号に描かれた婚約者マージェリーさんの顔を描きたい。
手書き、もしくは別紙に描いてパソコンでスキャンしたものを貼り付け等迷っている。
20mmぐらいのサイズは証明書の写真より更に小さい。似せて描くのはかなりむずかしい。
小さく描くとディフォルメされて漫画的な顔になることがわかった。
一応手書きで筆でどこまで描けるか挑戦してみようと思う。昨日はボランティアで、某所の下駄箱のペンキ塗りをした。
P-38の機首のノーズアートはもう少し先になる。ボング氏のフィギュアーも検討中だがこちらも似せることはかなり高度だ。
ノーズアートもフィギュアーも挑戦することに意味があると思う。

8/15終戦の日から63年、南太平洋の航空戦から64年が経過しました。それぞれの国家の興亡をかけて開発された戦闘機は優秀でした。
また亡くなった多くのパイロットたちの御冥福をお祈りいたします。亡父から聞いた言葉、「飛行機、それは一度搭乗したら帰って来る保障のない乗り物。」この言葉は忘れません。現在の日本の繁栄は当時の尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れません。65年も前こ優秀な飛行機が作られていた。当時のそれぞれの国の開発者の心意気を感じながら、木製飛行機模型を制作しています。ちょうど終戦の日にP-38の機体表面のアルミを貼り終えました。

プロペラスピンナーは曲率が高くアルミを上手く貼れない恐れが高く、木をそのまま赤く塗装しました。
アルミ箔は昨年購入したキッチンテープです。主翼下面を少し残して昨年買ったキッチンテープがなくなりました。
今朝ホームセンターにキッチンテープを補充で購入しに行きました。台所用品コーナーに(60mm×2m)のキッチンテープが200円弱、
DIYコーナーで50mm×10m×85μmのアルミテープも200円弱で購入しました。
台所用品のキッチンテープを使うことはプロモデラーの指定なのでテープの種類はこだわっていました。
昨年買ったキッチンテープより今年買ったキッチンテープの方が若干薄くなっていました。
昨年は厚さが100μmだったようです。15μm薄くなっています。材料コストアップの影響かもしれません。
貼り付け作業性は薄いほうが貼りやすいのですが仕上がりは昨年買った100μmテープの方が良いです。
DIYコーナーの85μmのテープはホームセンターオリジナルブランド商品です、キッチンテープの5倍の長さでも
値段はキッチンテープとほぼ同額です。幅が50mmと10mm少ないですが機体に貼るには50mmで十分です。
貼り付け作業性、粘着性ともにキッチンテープと同等でした、次回からはDIYアルミテープで機体を貼ります。
通常ではアルミ貼りの次の工程はケガキ針、またはルレットでのリベットを打ちです。それは少し後にしようと思います。
機体にノーズアートを描いてみたくなりました。多分女性のノーズアートでこちらのほうがリベットより先です。
どんな女性にするか検討するのが楽しみです。

ペガサスの翼さんから頂いたの零戦計器板をコックピット右壁に取り付けました。(サイド部分の計器は零戦につきませんでした)
アルミ貼りが少し進みました。8/12主翼と中央胴体が完了した。私のアルミの貼り付け工程を紹介します。プラモに貼る場合はプラモにパネルラインがあるのでパネル上に大きめに貼り付けあとでパネルラインをなぞって切り取りますが、ソリッドではあらかじめキッチリパネルの大きさにアルミを切らないとうまくいかないようです。
1.機体にパネルラインを描きこみます。
2.貼ろうとするパネル上に透明のマスキングフィルムを覆います。
3.マスキングフィルムをパネルの形状にカッターで切り取ります・
4.切り取ったマスキングフィルムをアルミテープ上に貼り付けます。
5.アルミテープをマスキングフィルムの形状にはさみで切り抜きます。
6.アルミテープ上のマスキングフィルムと粘着面の保護紙を剥がします。
7.アルミテープを所定のパネル位置に貼り付けます。
8.アルミのしわを伸ばします。


 アルミ貼はソリッドモデルにとっては木製の地肌を金属に変えてくれる手法です。忍耐を要求される仕事なので、一度に完成させようとするとかなりストレスがたまります。完成は3ヶ月先ぐらいに考えておいて、一ヶ月でできたらラッキーぐらいな工作です。楽しみは徐々にアルミの金属面が増えていくことで、作品が飛行機らしさを増すことです。またどこまで実機通りのパネルラインを表現するか決めることも検討が必要です。曲面は分割しないと平面のアルミ箔は貼れません。平面部分の主翼上面は、分割しなくても貼れますが、パネルラインを出さないと飛行機らしさが失われる最も目立つ部分です。

アルミ貼りは3機目なので要領が飲み込めており、ストレスなく開始できた。
夏休みが楽しみです。今度の土日はこのへんで止めておきます。
8/3操縦席パーツ追加工作

左から防弾鋼板、操縦席、スロットルレバー&操縦桿ASSY、計器版上はP-38の操縦席写真製作にはNOMOKEN「模型作りのためのテクニックガイド」野本憲一著を参考にした。記事はガンダム模型のスクラッチビルド事例だったがプラバンを積層して削る点がヒントになった。

計器板はタミヤプラバン0.3mmに黒色塗装をして、ケガキ針で円定規で円を描いて、目盛りを打った。白い板を黒く塗って針でケガク方法はNHKの新日曜美術館で熱海在住の作家が用いた美術手法を思い出した。その女性作家は筆では細い線が描けないのでその方法を思いついたと語っていた。スロットル操作台は1mmプラバンを3枚積層した、スロットルレバーはタミヤ1mmプラ棒を3本さした。操縦桿は0.5mmプラバンを切り出した。家内はこの力作操縦席パーツをみて「ご苦労としかいいようがない。」とコメントした。計器板がかなり気に入っている。コルセアの計器板もこれで作ろうと思う。操縦席が木ねじ止めで取り外し可能だ、操縦席でスロットルと操縦桿ASSYを止めているので操縦席をはずすと取り外し可能だ。計器板は瞬間接着剤で貼り付けた。製作後の感想として、プラモ操縦席は左右の胴体を接着前に内側を工作塗装している。ソリッドモデルでは操縦席を掘り込むので、左右に分割して切り開くわけにいかない。
それで今回のように機体外部であらかじめ組み立てした部品を挿入する手法を採用した。
8/2追記

中央部分のキャノピーが胴体と浮いてあわせが悪かったので前後を切り離し開放状態にした。前部風防と、後部風防は接着した。後部風防内は無線機を想定したブラックの箱を2個装着した。計器版は真っ黒でメーター類はまだ描きこんでいない。ハンドルタイプの操縦桿もついていない。操縦桿は銅線をハンダ付けでつくるのか??メーターは手書きで白い丸だけ??それとも別のシートに描きこんでそれを貼ろうか??この先どう作ろうかかなり迷います。操縦席ぐらいの大きさだとパテで成形したけれど、コックピットのレバーはかなり小さい。はたしてそんな小さな部品をつくれるのか疑問です??
7/27追記

下のキャノピーは窓枠をアルミ箔で表現しましたが、玩具っぽいので中止しました。
上のキャノピーは別にもう一個成形した別のキャノピーに銀塗装で窓枠を表現しました。
キャノピーは接着前なので下端が少し浮いている。
フィギュアーは未製作です。既存のハセガワ零戦1/32のプラモ部品パイロットを仮搭乗させている。
操縦席はパテで製作しました。大きさ的にはハセガワのパイロットがきっちり入る。
下のキャノピーは厚さ0.3mm塩ビだ、上の写真では0.5mm塩ビ製です。
両方成形しましたが、このサイズのキャノピーでは0.5mmのほうがよさそうです。
コルセアのキャノピーは小さいので0.3mmでも大丈夫でした。

 7/21キャノピーをバキューム成形した、コックピットを掘り込んだ。コックピット内は未塗装なのですが、コルセアで上手くいったので気をよくしました。キャノピーのバキューム成形は一発できまり気持ちがよかった。コルセアは一段落したので、P-38のコックピットを作りこむ予定に変更した。コックピットを掘り込む目的でP-38の機体を分解しました。両側胴体上部にあるスーパーチャージャーの小さな丸い木片をマイナスドライバーでこじるとプラスネジ頭が出てくる。主翼と左右胴体は接着していないので、この2箇所のプラスネジを外すと左右胴体と主翼は外れる。中央胴体下面にもプラスネジが2箇所目立たない様についている。
中央胴体と右主翼は接着しているので外れないが、左主翼はこのプラスネジを外すと、外れる構造だ。右主翼が外れないのは両方ともネジ止めにすると、製作の段階で胴体が微妙に移動してしまった。小さな衝撃が加わっても中央胴体が傾く恐れがあったので片方の主翼は接着した。左主翼が無い状態の中央胴体を、糸ノコ、ジグソー等で時間をかけてキャノピーを切り離した。キャノピーなしの中央胴体にφ13の穴をドリル加工して、そのあと、φ12.7のトリーマービットで穴を拡大した。トリーマー加工はドラフターでX軸、Y軸が平行移動できるので、中央胴体をバイスでつかめば簡単だった。
バキューム成形後、キャノピーの位置決めをする目的で、パテでキャノピー取り付け外周に小さな突起をつけた。
パテは仕上げ前なので、汚さが目立つが、コックピット内面を塗装して、キャノピーを取り付ければ見栄えがする。
飛行機模型はコックピットを精密に作ることで、その完成度が増す一番の近道のような気がする。
当然パイロットはパテで一体製作する。これは夏休みの工作の宿題です。
コックピット内部も適当に作るのではなく、資料ベースで正確に作ろうと思う。

2008年3月から6月までのP-38製作の経過を振り返り、下表にまとめました。6月のドラフター改造は最下段に記載。

3月 機種選定と資料集め、P-38の図面が掲載されている雑誌探しに一番時間がかかった。
最後の日曜日に図面作図した、資料が集まれば図面は3時間程度で描いた。
A1のケント紙、トレーシングペーパーを買ったり、A2の図面ケースを購入したりした。
その文具類の購入も含めると、土日は図面に費やしている。飛行機を設計している
錯覚と興奮に陥り、楽しんで図面を描いた。ソリッドモデルも4機目で製作をあせらず
この段階を慎重に準備したのが今回精度のいい機体を削れた基本条件になっている。
購入図書:オスプレイ、太平洋戦線のP-38ライトニングエース、大日本図書、1800円
       現存米軍機図鑑 陸軍戦闘機編 エイ出版社 1600円
       アメリカ陸軍航空隊 戦闘機の塗装ガイド  モデルアート社 2200円
購入文具:A2サイズ図面ケース  CHホームセンター  1200円
4月 素材の買出しと、買い出す素材の大きさの決定、機体が取れる縦*横*高さ
の素材を手に入れること、翼と中央胴体、左右胴体の接合をどうするかまで考えていない。
購入した素材形状を、図面に描きこんで、翼素材と、胴体素材の取り付け角度や、溝幅は結局
作図して決めた。また主翼が付け根から先端にいくにつれてで薄くなって行く状態
は素材段階で、トリーマーで上面、下面を全面削りしている。これは平面の翼形状を切り出し
してしまうと、万力でつかめなくなるので、万力でつかめるうちに重要な工程はトリーマー
で加工した。結果的に翼先端が薄く直線的に仕上がっているが、それは素材段階で
精度のいい加工をトリーマーでしているからです。その加工もドラフターにトリーマーを
オーバーヘッドにカッターが下向きな状態でX軸、Y軸平行移動できる機構があるからできた。
主翼の上面や下面の微妙な3度程度の角度は素材を下からあまった木材で固定した。
購入素材:朴ブロック、5ピース、K21ホームセンター 3000円
5月 連休にあわせて4月に素材を買い込んだが、連休は切削をしていない。
素材を眺めてどうやって削りだそうか、思考していた。双胴の機体なので、主翼と
左右の胴体の取り付けは重要です。左右の胴体にトリーマで主翼の取り付け溝を
胴体が素材で、万力でつかめるうちに切削した、中央胴体素材、左右胴体素材、
右主翼、左主翼が素材状態で正確に接合できるように削った。
上の途中仮定は胴体も翼も平面形状、側面形状を帯のこ盤で切り出したあとです。
四角のブロック状態でこの接合ができる溝加工を完了しています。
曲面加工には、プロクソン社のベルトサンダー10mm幅、その他電動サンダーを使用した。
目地止め塗料の(ニス)サンディングシーラーを塗りました。
#400のサンディングペーパーで下塗り透明塗装のざらつきを除去し、磨きます。
このあと数回下地塗料のサンディングシーラーを塗っては、磨きを繰り返します。
購入工具:超硬ルータービットφ16 D2ホームセンター     2000円
       ブラック&デッカー社用サンディングペーペー#240  500円 
在庫補充:アトムペイントサンディングシーラー用、ラッカーシンナー 1.5L 1500円
6月 自作トリーマー加工機の改造を開始した。ドラフターレールの取り付けを50mm移動して
加工物を保持するバイスとの干渉を回避した。加工物を回転しながら保持できるように電動
ドリルドライバーを高い剛性で固定可能なように試行中である。
トリーマー本体を保持するスタンドも小改良を加えて、キャスターのコロが360度回転可能に
した、従来はキャスターは180度しか回転せず、動きが制約されていたので干渉部分を削除
することによって、スムーズに水平移動可能にした。
ドラフターで、ソリッドモデルの設計作図、エアーブラシ絵画の下絵とエアーブラシ作業
それに木工のトリーマーの切削に使えている。
畳の部屋にカーペットをひいて、切りくずを大量に出す作業をしている。
サンダーで鉄も削って、すごい音出して火花も飛ばししている。
トリーマーの木工ビットでアルミも削ってアルミの切りくずも出した。
常識で考えたら、家庭の室内でやるような作業ではない。
ドラフターは塗料で汚れるし、ドラフターヘッドには切りくずが入り込む。
ドラフターは精密機械なのでトリーマーをドラフター上で使うことは普通しないと思う。
家もドラフターも、新しくはないのでその環境が作業を可能にしていると思います。
木材が正確な立体形状に削れていく快感が、大量の切りくずと騒音に打ち勝っています。
購入工具:フォスナービットφ45  1100円
14mmボックスレンチ用ソケット+ドリルドライバー用□9.3mmソケットアダプター:650円
B&Dマウス型オービタルサンダー:2500円(特売品)
バキュームクリーナー         7000円
φ2電動ドライバー用ドリルビット:@105×2(一本折ったのでもう一本は予備在庫用)
7月 コックピットの掘り込み、細部製作、キャノピーの成形を実施した。
8月 機体表面にアルミ貼りを開始した。アルミはキッチンテープ幅6cm*長さ6m
テープは零戦21の時購入した。零戦を張り終え、彗星の主翼上面のみと、今回P-38では
主翼下面でテープを使い終わり新しいテープを購入予定だ。ソリッドモデル機体表面で
テープを6m使い切るのは大変な時間と労力を要する。
3月の製作記事から順番に示します。
2008年3月末、模型製作では初めて製作用三面図、ロッキードP−38の1/32をA1サイズに描いた。
2007年12月から家庭の都合で製作活動を控えていたが、2008年4月再開できそうである。
双胴の機体は機能的で美しい。アルミ張りで無塗装仕上げには最適の機種である。
図面データは「精密図面を読む第2編」に掲載されているが、既に絶版である。
浜松の航空自衛隊「広報館」に閲覧可能な航空機情報図書室があり、そこで図面を写真撮影した。
その他参考図面として4月発売のエイ出版の「現存米軍大戦機図鑑」のP−38図面を参考にした。
こちらは精密イラストや、3面図が掲載されているので必要なサイズに拡大コピーして使用した。
なぜP−38なのか・・・かなり面倒な機体である。なぜそんな機体を選択したのか。
最初は日本軍の双発機、銀河、月光あたりを製作しようと検討していた。
前出「父と月光(銀河)・・・・」にあるような1/32フィギュアーでプロペラを伝わり降機する、搭乗員を製作するのもいいかと思った。
既に零戦を1/32で製作してあるので、同一スケールにはこだわった。1/32で銀河を製作すると全幅20mの銀河は
全幅625mmのサイズになってしまう。P−38であれば全幅15.8mスケールサイズで494mmである。
双発の銀河でも全幅625mmは大きすぎて間が抜けてしまう。全幅494mmで双胴P−38ならつくりやすい。
銀河を1/48で製作することも検討したが、1/48では私の技量ではフィギュアーが小さすぎて作れない。
P−38は零戦の対戦相手でもあるし、ちょうどいいかと考えた。
図面はA1サイズのトレーシングペーパーに描いた。A2サイズの図面ケースを購入して折り目が機体と重ならない様に折
泊りがけで外出したときなど、車で外出する場合はP−38の図面を持ち歩いている。
夜寝る前にシゲシゲ、ニヤニヤとP−38の1/32の図面を眺めて寝るのである。
これから木をどのように組み合わせてP−38を製作するのか検討する。
双胴部分と主翼の接合、中央コックピット胴体との接合が一番重要である。
その接合構造と主翼の上半角を正確に再現する接合構造を考えてみる。
最近の飛行機模型専門雑誌スケールアビエーションの記事に画家の奥さんがP−38にアルミを張った記事が掲載されていた。
あの機体全面にアルミを張ることはかなり面倒な作業である。
その記事も製作しようという動機の一部になっているような気がする。
4/14:追加記載
4月13日の日曜日に浜松のK21ホームセンターで朴のブロックを購入した。
一般的に朴のブロックはかなり高額である。前作零戦の主翼は主翼全体を一枚の朴から削りだした。
その主翼の素材で全長380、全幅100、厚さ30の朴ブロックを材木屋に寸法指定で注文すると3000円弱した。
旧作零戦プラモの1/32ならそれだけでキットが購入できる金額である。
趣味と割り切ってやらないと、プラモと比べたら比較にならない程割高である。
左右の胴体50×50×300を2本中央胴体を60×60×300を一本
主翼90×15×300を2枚、尾翼200×150×9一枚以上6点合計3000円だった。
ソリッドモデルは材料を選びで、出来栄えが大きく左右される。
模型屋や、材木屋では到底この値段では買えない。そもそも朴は板材主体でブロックなんて滅多に売ってない。
材料の購入でA2サイズの図面ケースは役立った。
ホームセンターに図面を折らずに持ち込んで、材料を図面にあてれば素材から機体が取れるかわかる。
4/20:追記その2
主翼の板90×15×300が一枚なくなっちゃった。
家中探したけれどみつからない。ゴミ箱にあったレシートを探した。
2枚買ったつもりでじつは一枚しか買ってないのか確認した。
そんなはずはない、確かに2枚買っているレシートがある。
犬がくわえてどこかに持っていったのか。
よくわからない、もう一枚追加で買おうか迷っている。
今日は親戚の法事で趣味の仕事はできない。帰りにホームセンターに寄って買おうか迷っている。
無事法事から帰ってきた。主翼の板は棚の側面に張り付いて置いてあり見つかった。
天気も回復したのでいい日になった。あと一週間で5月の連休だ。
日曜日の午後5時充実した気分でくつろいでいる。
4/24追加記載その3
昨日東京出張があり午後からの会議だったので昼に四谷の仙波堂に立ち寄った
この店は戦車を製作している方からホームページを紹介していただいたのがきっかけです。
四谷駅を降りてホームページの地図通りに歩くと5分足らずで店は見つかった。
ただしビルの3階で看板もなく、事前に調査しないと通りがかりで見つけることは困難な店です。
12時開店なので、11:30頃仙波堂の向かいにある「ラーメン餃子店」でチャーハンラーメンセットを食べる。
12時開店と同時刻に店に入るが既に40代のサラリーマン氏が一人入店していた。
店は狭く雑然としていた。やはり戦車のプラモ主体である。
パーツや塗料、関連資料も雑然としておいてある。
ただ商品アイテム事態は悪くない。飛行機も多少置いてあった。
街のフツーの模型屋にはちょっと置いてない飛行機プラモだ。
店長の説明「まーこういう店なのでわざわさきていただいても欲しいものがある保障はありません。」
「ただ偶然欲しいものが見つかる場合もあるのでその場合はいいですが、常時来店してチェックするような店ではありません。」
「資料関係の本は置いても基本的には儲からない商品なので、来て欲しい資料があればいいのですが。」
資料は戦車中心で私自身は戦車モデラーではないので購入する気持ちはありませんでした。
ただ資料を拝見するとそれなりにレアーな資料で普通の本屋ではみつけられない資料でした。
飛行機関係の資料はほとんどありませんでしたが、平成18年のモデルアート臨時増刊号
「アメリカ陸軍航空隊戦闘機の塗装ガイド」を購入しました。
店に入って何も買わずにでるのも失礼だし。店長さんと会話したかったのと、何か記念に購入したかったです。
本はロッキードP−38の製作検討中で、P−38の塗装資料にあり私には必要な本でした。
路地裏の秘密の小部屋みたいな店です。
仕事の会議は市谷なので、そのまま外堀通りを市谷に向けて歩きます。
飛行機模型専門店「リトルベランカ」は水曜定休で入店できませんでした。
イカロス出版本社直営店は入店できました。
飛行機関連の古書が多数店頭にありましたが、図面等の掲載資料はなく、古い読み物中心で購入する気になりませんでした。
そういう意味で店は小さく雑然としていましたが、初めての模型やを探検できたことは良かったです。
四谷で降りて、仕事の市谷まで歩き模型関連の3店を見て廻るコースは再び歩くことがありそうだ。
5/11追記
5月雨の日曜日だったので、P−38の材料取り作図と中央胴体、主翼の接合を実施した。
中央胴体と主翼の取り付け上半角は5度40分である。
主翼は右胴を貫通して一枚、左胴を貫通して一枚の左右2枚構造にした。
左右の主翼は厚さ15mmの朴板を使用する。
59mm角の中央胴体素材に幅15mmの溝を5度40分の角度で左右からトリーマーで掘る事にした。
その5度40分を正確に出す方法を検討する。
59mm角の素材の側面をそれぞれ5度40分だけ斜めに切り欠き台形の素材に加工しする。
斜め加工は昨年購入した帯ノコのテーブルを5度40分傾けて実施した。
5度40分に斜めに切欠いた左の側面を下にして、右を上にして5度40分傾いた胴体に上から垂直に溝を掘る。
反対側も同じく、傾いた右側面を下にして、左を鉛直に主翼取り付け溝を掘る。
トリーマーはドラフターに垂直下向きに固定スタンドで取り付けてある。
ドラフターのX軸かY軸を固定して、平行移動させる。
カッターは直径12.7mmを使用した。
それを具合を見ながら15mmまで幅を拡大する。
主翼は図面からA4コピーを左右の翼について一枚づつとり、それを板に貼り付ける。
貼り付けた主翼の外形に沿って帯ノコで主翼形状を切り出す。
5/19追記
日曜日に概略の形が完成した。左右の胴体の平行をあわせるのが大変だった。

5/25追記
木目がかなり美しいので全体にアルミ貼ってしまうと、木である証拠がなくなってしまいます。
主翼下面とか、コックピットとか意識的にアルミを貼らない面を残そうと考えています。
6/1追記
会社の木工趣味の元上司宅にP-38を持って遊びに行ってきた。
彼は木工工房を自宅脇に自力で建設した腕前だ、小型の木工設備も丸ノコ版、プレーナー、帯ノコ盤、糸ノコ盤等を所有している。
彼は木工旋盤を導入したいと思っている。木工旋盤を見に行こうと誘われた。
私は若い頃の経験があるのでで旋盤は自分で加工できる。
旋盤加工には何かと思い入れがあるので、一緒に行こうと思う。私のP-38は関心していただいた。
ルーター旋盤という木材を回転保持させてルーターで回転物形状を削るジグがある。
ドラフターとトリーマーを合体させて、トリーマー旋盤を作ってみようと検討した。
左下干渉
写真がすでに昨年製作したドラフター利用のトリーマー倣い装置である。
ドラフター本体には穴加工をしていないので、バイスで固定した装置を外せば、元のドラフターになるしかけだ。
上では左にある可動式のドラフターの下端が、電動ドリルを受けている木材にぎりぎりで干渉している。
上の状態ではその部分の木材を干渉防止で削り込み結果として、主軸電動ドリルを保持する剛性がかなり低い。
電ドルを固定するバイスは50mmも手前にオフセットしているので、バイスの受け面は20mmぐらいしかない。
見た目にはなんとか削れそうに見えるが。材料保持の剛性が全くない。
重切削をすると、主軸が簡単に移動して、へたをするとバイスがドラフター本体から外れてしまう。
特に左主軸の剛性が低く、現実にはこの状態では切削していない。
上の装置ではドラフターヘッドの手前が鉛筆受けに50mm張り出していて、それが干渉して左右の動作範囲が制限されている。
切削は電動ドリルの変わりに、鉄ブッシュを打ち込んだ材木で回転力はなしで、手で回転させてトリーマーで倣い切削をした。
素材を受ける主軸となる回転中心も金属のブッシュを使用しているだけで剛性がない。
本機を剛性アップしてトリーマー旋盤があれば、双発機のエンジン部分やスピンナーが高精度に製作できる。
干渉回避
日曜日に、ドラフター水平レールの上方50mm移動、鉛筆受けへの張り出し干渉防止工事が完了した。左上の延長ブロックを追加した。
主軸台のブロックを片側だけだが、削り出しした、時間がかかり16:00本日の工程を終了した。
掃除にも時間がかかるし、疲れで怪我もしやすくなる、11:00〜16:00まで5時間工作した。
ドラフターの鉛筆受けを全面移動できてかつ、剛性を確保した下部受け面を全面材木のブロックに固定できるバイス台を製作した。
このバイスに更に充電式電動ドリルをつかんで保持する木材を取り付ける。
その木材には電動ドリルの胴径と同一の穴をあけて、更に木材を二つ割にする。
その木材に電動ドリルをつかんでバイスで挟み込めば、切削に耐えられる剛性の電動ドリル利用の主軸台が完成する。
主軸台を製作するのに、電ドル直径相当の大径の穴加工を木材に施さなくてはならない。
CHホームセンターに105mm角材と、電動ドリルを保持する穴を加工するφ45mmフォスナービットを購入した。

φ10mmチャック付の電動ドリルでφ45mmの穴のテスト加工、穴は加工できた。
前回はφ50のホルソーでゴリゴリやったが、今回フォスナービットはシャリシャリ加工できて気持ちがいい。
穴の直径精度もホルソーのノコ加工面とはちがい高精度に仕上がる。
φ45mmはこのクラスの電動ドリルで穴を加工できる最大クラスのサイズと思います。
手持ちの加工は危険です。電ドルスタンドとバイスでテスト加工しました。
これで電動ドリルを保持する木材ブロックの加工ができます。
フォスナービットの仕上がり内径はφ45.8だった。
電ドルの直径がφ48なので、半径で片側1mmをサンドペーパーを巻きつけた工具で削るつもりだ。
サンドペーパー巻きつけの軸は荒#60、中#120、仕上#240と三種類を100円ショップで売っていた。
この電動ドリル主軸台を左右に一台づつ一セット製作すれば工作物の回転保持ができる。
工具は回転しながらX軸Y軸平行移動可能なドラフターヘッドに取り付けであるので旋盤機能が完成する構想だ。
前面側面
左右の電動ドリルの芯高は出ているが、この状態では右の電動ドリルが若干手前で、軸心あわせ前です。
側面から見ると、ドラフターの移動レールがバイスに干渉していないのが確認できます。
バキュームクリーナーのノズルはトリーマーの切りくずを直接吸い込めるようにした、80%の切りくずは吸い込む。
残り20%の飛び散ったきりくずのに作業後にバキュームクリーナーで掃除する。
トリーマーのビットは未装着状態です。
左右の電動ドリルは任意の位置に平行移動可能です、鉛筆受けの凹面を基準にしています。
移動させても軸心と、芯高は旋盤と一緒で狂いません。
左の6.3mmドリルチャックにフェースプレートをチャックしています。
本番加工時はドリルドライバーが切削抵抗で浮き上がらない様に針金で浮き上がり防止の固定結束をします。
切りくずを掃除する掃除機の紙パックがすぐ満杯になる。
DIY用のバキュームクリーナーを購入した。
掃除が楽になって加工工作の後片付けが楽しくなりました。

ドラフターからバイス2台、とトリーマーを外して元のドラフターに戻すのに10分で戻せます。
今は次の予定のコルセアの1/48図面を拡大して1/32縮尺にしたものをトレースしています。翼の折りたたみ構造を検討中です。
以前は仕事で図面描いていたし、年代的にも最初は手書きの時代で途中からCADの時代になりました。
手書きのドラフターで図面を描くことには愛着があります。趣味の図面はドラフターが最高です。
P-38の次の段階の工程はアルミ貼りですが、面倒な作業です。ここに入る気持ちになれません。
プラモが完成しないうちに次のプラモに手をつけるようなもので、次の製作機体の検討を始めてしまいました。
インデックスに戻る