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2008静岡ホビーショーレポート
2008.5.15(木)9:00〜11:00ホビーショウ業者招待日見学:私の視点での大戦機及び今年のトレンド
昨年業者招待名簿に登録していただいたので、ゴールデンウイーク初日に招待はがきが来た。
午後急用ができたので午後には浜松に帰らなくてはならなくなりました。
7:00に自宅を出て9:00に静岡ツインメッセに到着しました。
開会は9:30からなのですが、業者招待のID名札をつけていれば9:00でも入場できました。
会場では各展示ブース説明員の朝礼をやっています。
私と同じように事前入場者もすくなからずいます。報道関係のテレビカメラマンは早速タミヤブースで撮影しています。
エアーブラシ関係のブースでタミヤの近くにAIRTEXのブースがありましたので立ち寄りました。
開会前なので、インストラクターのオネエさんが一人でいました。
なにげなしにオネエさんから話かけられました。
当方はエアーブラシで絵を描いていて、AIRTEXのエアーブラシを使用しているというと話しが合いました。
オネエさんは自宅でエアーブラシ教室も開催されているそうで、イベントではインストラクターも努めるそうです。
女性ということで、ネイルアートで付け爪にエアーブラシで絵を描くのが専門なようです。
彼女自身大きな絵は全く描けないそうです、小さい爪の上に絵を描くテクニックの持ち主です。
私は仕事とは関係なく、昨年からプロのソリッドモデラーさんの紹介で業者招待日に来場できるようになったと自己紹介しました。
最初はエアーブラシで絵などまったく描けなくて、最初の一年で30枚ぐらい描いてやっと満足に描けるようになったと話しました。
一年に30枚も描いたというと、その量の多さに関心されました。
最初は駄作ばかりで、描いては破きの連続でした。
9:30になると、会場ではオープニングセレモニーのアナウンスが流れます。
各ブースがスタンバイして、資料ももらえるようは時間になったのでまず、ハセガワブースに行きます。
ハセガワではプラモの作り方DVDを3枚組みで約1万円で商品設定していました。

上記はハセガワのホームページでも紹介されております。
新商品プラモではカーチスウオーホークP-40Eの1:32新製品の完成品展示が目にとまりました。

風防の前部並びに後部は胴体パネルと一体化してクリアーで成形することにより、
接着しやすくきれいに仕上がるパーツ構成になっています。
写真で透明部分と胴体塗装は塗りわけのみです。
透明のプラパーツは実際は胴体上のパーティングラインまであります。
米軍F16のキャノピーが透明部分で開かずに、胴体部分まで含めて開口する構造をプラモに応用したようです。
次はタミヤブースです、戦艦大和1:350に乗員144名が載っています。
乗員144名のセットだけ別売りで5月末に840円で発売されます。

最近の傾向として情景仕立てで小さいフィギュアーが付属していることが受けるようです。
他社の展示ブースでも従来は1:72完成飛行機単体発売であったものが情景用ミニ人物フィギュアーとセットです。

他社ブースメーカー名は忘れました。
零戦関係の展示ですが、最近は搭乗員フィギュアーの出来栄えが商品性を左右します。
以前は搭乗員はかなり雑なでき栄えのものが多かったです。

上が搭乗員フィギュアーで操縦状態と、立姿勢の2種ありました。
サイズは1/48です。
以下はタミヤ零戦とセットの展示フィギュアーです。

その他零戦、大和は各社から昨年同様各種の展示がでています。
零戦は胴体のパネルをはずして骨組みが見えるスケルトン状態のものが目立ちました。

現在ソリッドモデルで製作中のロッキードP−38のプラモ完成展示があったので参考にしました。

タミヤで陸上戦の兵隊関係のフィギュアー情景展示がありました。
プラモ商品として兵隊さんの設定のニューモデルと思います。

鉄道模型が以前よりかなり脚光をあびていることはトレンドのようです。
各社鉄道模型関係はレイアウトで運転することに充実感が見受けられました。
車両を集めるというより、レイアウトのジオラマを楽しむ傾向です。
ラジコン関係のブースでは、中国系のバイヤーかよくわかりませんが、中国語が氾濫していました。
南館会場でSWEETという会社が店舗の販売促進用にボックスアートの
額装印刷複製画の販売を36000円で設定していました。
原画の作者は大西将美さんです。

昨年販売設定ではなく参考展示したところ商品設定の要望があったようです。
零戦21型の南方基地での情景は私の絵の構想に役立ちました。
隣接しているツインメッセ北館4階のレセプションホールで開催されている「ボックスアート展」に行きます。
会場は入場料300円ということと、ほとんどの入場者は模型に興味があるので絵は見ません。
私は絵にも大変興味があるので、ボックスアート展の会場が大変すいていることがうれしかったです。
私が実際にお会いしたことのある上田毅八郎、高荷義之さんやお会いしたことはないけれど黎明期の小松崎茂さん等
プラモ箱絵作者の原画が100点近く展示されていました。
これだけの数の原画を一度に見られたのは初めてでした。
上田毅八郎さんの原画展に以前行きましたが、プラモの箱絵そのものの原画はメーカー買取なので
上田さん個人の手元には残っていません。
したがって上田さんの個展に行っても、当時の箱絵の原画は見られないわけです。
それらと似た、軍艦や飛行機の絵の個展だったので、本物の商品になった原画は見ていませんでした。
会場は撮影禁止です。原画出展模型各社から5〜6人のスタッフが監視に来ていました。
原画の保存状態は最高です、商品のプラモの箱絵は35年経過すると黄ばみますが、原画は元気です。
わたしにとってはホビーショーの商品展示よりこちらの原画に価値観を感じます。
昨年はホビーショーと同時期に県立美術館でボックスアート展が開催されておりました。
昨年それを見逃してしまったので今年思いがけず見られたことは大変良かったです。
原画の筆使いで空や情景の表現、機体や、車に反射する光の表現など詳細に見ることができました。
また35年ぐらい前実際に私や、父が買ったプラモの箱絵も何点かありました。
2式大艇や、チーフテン戦車、など当時を思い出し懐かしさもありました。
それらを見終わると10:30で一時間半経過してしまいました。
食事を取るには早かったのですが、北館中2階の会場を見下ろす喫茶、食事コーナーで幕の内弁当を食べました。
北館会場全体を上から見下ろして、最初のAIRTEXブースにもう一度行きたくなりました。
AIRTEXのオネエさんともう一度お会いして、当方の名刺を差し出し、記念に彼女の写真を撮らせてもらいました。
11:00駅に戻るシャトルバスに乗車します。まだ帰りのバスに乗車するのは一台のバスで5〜6人です。
静岡駅に11:15ごろ戻りました、駅前のバスターミナルではシャトルバス待ちの行列は50mにも達していました。
11:00からの混雑は予想していませんでした、単に午後の予定ができたので早く出発しただけです。
結果的には9:00会場到着のスケジュールは大正解でした。
ホビーショーは業者招待日に行けば翌年招待状が来る設定です。
また来年も来場するつもりです。
最後に私を業者招待リストに追加していただいた、プロの飛行機ソリッドモデラーさんに感謝いたします。
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