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2014.9.7復活掲載:本機は当時旋盤を購入し、旋盤に夢中になりこのまま放置された。表面の白色はパテ修正

2009年3月10日
 全体像を公開していないが、まだ半完成状態なので、全体公開はもう少し先にさせてください。主脚作り直し、操縦席の作りこみをアルミ部品で製作して、次はどこにするか検討中だ。カウルフラップ下部の排気管を旋盤で作るつもりだ。カウルフラップを半開き状態で0.2mmの厚みのアルミ板で一枚一枚接着する。尾輪と思ったけれど、尾輪は旋盤で作るとタイヤ部分とアーム部分が別体になるので、現在のままのアルミの尾輪ASSYをヤスリで修正する程度にしようかと思っている。あとはアンテナ、機銃、ピトー管ここまでアルミで作ればかなり見栄えのするソリッドモデル作品になる。スケールアビエーションに鐘軌の1/32がハセガワから今年発売されるような記事があった。1/32鐘軌はプラもにない設定だったのでソリッドに製作着手したが、同一スケールでプラモが発売されることはプラモの先を読めた喜びがある。1月のプロペラも何もついていない機体から随分時間がかかったが、部品のプロペラや主脚を削り方から検討して、それなりに部品を削りだすということは時間がかかるということがわかった。主脚を手製旋盤で削って出来栄えに不満を持ち、市販のホビー旋盤まで購入してしまったが、これは結果として大変良かった。ホームセンターの展示品安売りでフライスを購入したが、フライスに相当する切削は現在のドラフター改造機で下の、座席が作れるのだからフライスはこのレベルだったら手作り機で対応できる。旋盤は精度の問題があり手作り機ではまともな主脚が作れなかった。フライスは購入したが、一日で故障返品した為、旋盤が買えてラッキーだったといえる。また5万以下のホビーフライスがどういうもんか一日体験できたことも良かった。フライスは最高速度で使うことはあまりない、出力は回転数の3乗に比例するから電子コントローラーで回転速度が半分だと0.5×0.5×0.5=0.125とモーターの出力が200Wとすると25Wぐらいしか出していないことになる。これは電子コントローラーにとっては大変な負荷で故障の原因になる。ホビーフライスは面倒でもVベルト架け替えの変速で、常にモーターは最高速度で回すタイプを購入したほうが良さそうだ。
2009年3月8日

計器板、ストットルレバー、操縦席、転等時のパイロット保護の柱等をアルミで製作した。メーターとスロットルレバー類は旋盤で製作している。
2009年2月23日

主脚の新旧比較、左旧:右新主翼への取り付け部分はびびった外径からM4ネジに変更ストレート部もびびってよれた外径からストレートなφ4になった。外径がストレートに削れないという基本的なことができなかったのが旋盤を購入した一番の動機ではないかと思う。フライス加工も目分量から旋盤の径方向と軸方向の刃物台の動きを利用して、旋盤のハンドルで加工できる。手製旋盤のときはリューターが垂直真上から加工したが、ミニ旋盤では水平手前真横からの加工になる。旋盤は正転で上手く削れる。手製旋盤のときはプラスマイナスを逆にして逆転で削った。ミニ旋盤では逆転はできない。木製のタイヤは前に製作したものを。ザグリを追加してそのまま使用した。写真でわかるが旧バージョンは六角穴付ボルトの頭が飛び出ている。主脚の出来が悪かったので、ザグリする気になれなかった。飛行機は3枚のプロペラがキッチリ同じ寸法でできて、左右の足がキッチリおなじ精度でできているそういう機械的美しさが必要です。機体も左右キッチリ対称でないと様にならない。
2009年2月22日

左;旋盤でリューターを取り付けてフライス加工している。右:作り直した主脚を機体に装着した。工程は手作り木工旋盤でしたときとほぼ同じ工程です。左写真の一番左端は主軸の回転を固定するクランプ、周り止めしないと、フライス加工はできない。主翼への取り付けはM4オニメナットを翼に装着し、主脚にはM4ネジが加工してある。タイヤのM3取り付けネジはタイヤに座グリをして、ネジ頭の突起をなくした。
2009年2月8日
 主脚ができた。日曜日午前0時におきて、朝の7時まで徹夜で主脚2本と木製タイヤ、主脚カバーを完成させた。主脚の柱はビビリ目が出ていたりして現在の木工ベースのトリーマー改造旋盤ではこのぐらいが限界精度のような気がする。1mm以下の加工精度を求めると、工作機全体に剛性がない。つまり切削の反動で機械自体が材料と切削工具の間で0.5mmぐらいは簡単にたわんでしまう。下の写真では4mmのストレート部をストレートに削るだけでかなりばらつきがあって大変でした。

主脚の製作工程、φ8丸棒からφ4部分を切削中、右は車輪を取り付ける片側に偏芯した部分のフライス削り。
2009年2月7日

 スピンナー2個、プロペラも素材からだと10本ぐらい削ってやっと最終品が1セット取れた。下は削りすぎて細くなった素材、2面取りを送りが速いすぎて折れてしまった素材。木材は金属にくらべれば弱いので、小さな部品はいきなり完成形状まで削ろうとせず、荒、中、仕上げと3段階ぐらいで削れば綺麗に仕上がることが体験できた。
2009年1月20日

下3本がMDF合成木材で切削したプロペラブレードの中間加工品、段差部分が素材の強度不足で母材からはがれているのがわかる。MDF合成木材はホームセンターで容易に手に入る安い素材だが、旋盤加工自体は柔らかく加工しやすいが、素材の剥がれ等が発生して使えない。上2本は朴材の中間加工品です。まだ不揃いで試作段階です。素材的には朴でいこうと思う。今後MDFで倣いプレートを製作して同じ形状のブレードを何枚も削れるようにする予定だ。
2009年1月17日

プロペラスピンナー旋削中、後ろはバキュームクリーナーで切りくずを吸い取る掃除機のノズルです。チャック側がエンジン側です。この旋盤加工とトリーマー加工は材料も工具も回転していて、材料の回転方向や、トリーマービットの当て方でビビリが生じたりして高精度に削るのは思ったより難しいです。この後ホームセンターでMDFの12mm厚板を購入して、プロペラブレードを試し削りしてみました。MDFは思ったより強度がなく、MDF材料表面が綺麗に削れませんでした。もう少し試行錯誤で旋盤削りを試してました。旋盤の精度不良である、主軸と芯押軸の芯ずれ、主軸とドラフターレールの平行不一致、等はすべて結果として材料が平行に削れないなど削られた製品に精度不良として反映されました。削っては原因を究明して、主軸や、芯押し軸の精度をすこしずつ修正してなんとか小径丸棒が旋削できるようになりました。
2009年1月11日

キャノピー成形及び仮付完了。少し日がさした合間に空の青い部分を背景に撮影しました。電線が入り込んでいますが、空の青を背景にすることを優先しました。キャノピー部分の切り出しはのこぎりで完全に手作業です。手仕事は誤差が大きいので慎重に作業しました。
2009年1月8日

鉛筆でパネルラインを入れた。このあとサンディングシーラーでクリアー塗装をするつもりだ。塗装後にキャノピーを切り離し、操縦席を掘り込むつもりだ。
2009年1月5日

左が朝の撮影、ノミで微修正しながら電動のサンディングをする前段階、右が一日の作業終わりパテ埋めして#400のペーパーで仕上げた状態です。ノミはオイルストーンで砥ぎながら使います。軽油はなかなか家庭にないので、油性ペイント薄め液を使っています。ラッカーシンナーは鼻にきつくにおいが感じられますが、油性のペイント薄め液はそれほどでもありません。灯油に近いにおいなので軽油も入っているかと想像しています。この作業はあせらずすこしずづ、が基本の磨きです。次の作業はキャノピー切り離しか、サンディングシーラー塗装か迷っております。
2009年1月1日

中心軸をφ8アルミからφ8桧に変更した。水平尾翼も取り付けた。あとは機体の細部の調整切削、磨きに入る。主翼がかなり厚いのでこれから翼断面を削る。水平尾翼も垂直尾翼も、かなり厚いのが見て取れる。
2008年12月30日

 少しずつ削るようにしてここまできた。休みに入ってから、工房でガスストーブを使えるように配管したり、ホームセンターで工具を購入したり、100円ショップで道具を買ったりして、機体の削り以外に、年末なので実家の母の家の窓ガラス拭いたりもしていた。感想としては、趣味は急いではいけない。納期があるわけではないし、人から頼まれているわけでもないのだから自分のペースで作るのが一番です。
2008年12月23日
模式図で示した。@、A、B、Cの各補間曲線は、機体素材の角度を固定して、カッターを目分量で操作して曲面を創生する。多少職人的技量を要求される作業だ。初めての挑戦なのでうまくいくかはお楽しみである。削りすぎてしまうとパテ盛りしかなくなるので、すこしずつ削るように心がけている。

 倣い切削装置を構築した。左のアルミ棒の先端にφ12.7のベアリングが装着されている。カッターの半径はR6.35で倣コロのRとカッターRを同一にした。機体を回転させると、テンプレートも機体と同軸で回転する。カッターと倣いコロは位置関係が固定されているので、テンプレートにあわせてカッターを引いたり、出したりして機体を360度回転させながら削る。主翼は写真では装着されているが、実際の切削時は主翼無しで削る。

2008年12月21日

日曜日に上の状態まで加工した。主翼は無事アリ溝で取り付いた、胴体は平面形、側面形をノコ盤で切り出した状態である。今後胴体前部についた隔壁断面を機体に転写するように、削る予定だ。胴体と、テンプレートの同軸度は完璧なので上手く削れるか楽しみだ。次の休みに削る予定だ。鐘軌は頭でっかちで、主翼が小さいがこの状態は更に頭でっかちに感じる。
鐘馗製作
なんだこれ?飛行機の胴体断面が団子状に串刺しになっています。胴体の素材となる角材に主翼を付けるアリミゾが加工してあります。
 方案は今回のチャレンジ事項です。団子の一枚一枚がテンプレートでそれをローラーで倣って機体の各断面をφ8のアルミ丸棒で胴体中心を回転させて胴体にテンプレートと同一な隔壁断面を切削していきます。隔壁間は斜めに削りだします。倣い機構も製作しなくてはなりません。φ6のコロ付ビットからベアリングだけ取り出しておりそれを倣いローラーに使うつもりです。
資料本も追加で購入したので、やる気が増しました。「世界の傑作機」+「精密図面を読む」+「鐘軌戦闘機隊」の合計三冊あります。図面と写真と読み物と冬休みはこれで過ごせそうです。先日市谷にあるイカロス出版の本社直営店に行きました。メインは旅客機の金属モデル販売と書籍です。委託販売で天賞堂製の12万円の1/48鐘軌がありました。ピトー館、カウルフラップ、引き込み脚カバー等が金属製でプラモに比較して圧倒的に細く、薄く見ごたえがありました。鐘軌の胴体はアルミを張ろうか木目のままにしようかも迷います。綺麗に仕上がれば木目、パテだらけになったらアルミ張りと思います。