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2009年5月22日追記
 趣味は人それぞれ、「モデラーズ作品展に出品の方は他のモデラーズクラブの作品に興味を示す。」「会社の友人は飛ぶラジコンとミニカー、エアガンで北館のプラモには飛ばない模型で興味がない。」ホビーショー閉幕後ネット上でホビーショー見聞録が公開されている。これはショウの情報のその方が捕らえた一部分だ。自分の興味の分野以外はあまり目に入らないようだ。模型ショーは行くのと、人から聞くのでは大違いだ。「百聞は一見にしかず」
2009年5月19日追記
 今日は会社でホビーショーに行かれた友人と終業時間後、会社でホビーショー談義をする予定だ。人は異なる目で見られるので、友人がどういうものを見たのか興味があり楽しみだ。多分彼もわたしの見たものを楽しみに情報交換する予定だ。
2009.5.14静岡ホビーショウ業者招待日(5/17追記)
2009静岡ホビーショー飛行機関連の情報は「わたしの宇宙HPのメールアドレス」にて回答できる範囲ですが、空物は質問を受け付けます。
HP容量上紹介しきれないですが、実際には240枚写真を撮影してきました。
飛行機と空物関係を真剣に見ました。ガンプラ、鉄道模型、艦船、トイガン、AFV関係は私の知識も浅く、軽く見学した程度です。
待望のホビーショウ初日、静岡に行った。今日は気持ちが浮ついていたようだ。
浜松から2駅目の豊田町駅の手前で一番大切な業者招待葉書を忘れたことに気づいた。招待状がないと万事休すだ。
仕方なく静岡行きを下車再び浜松行きで戻り、自宅に戻る。1時間のロスだった。
JR改札では忘れ物ということで切符所持のまま一旦駅を出る許可をいただいた。切符は買いなおさなくても済んだ。
ホビーショーはここ3年同じ規模で開催されている。初日午前中ということで、シャトルバスは満席、立ち席まで満員だった。
静岡駅でシャトルバスに乗り10:30ホビーショウ入場だ。会場は業者のみなので、土日に比較すれば比較にならない程の余裕だ。
適度な混雑で、自分の見たい展示は余裕を持って見られるし、説明も満足のいくまで得られる。
まずハセガワブースに向かいます。小池繁夫さんの絵のポスターです。

会場で係りの方に確認した、ホビーショーで撮影した映像をホームページに掲載することは問題ないとのことだった。
上はハセガワの新作1/32鐘軌のポスターだ。ハセガワブースで撮影したものである。

こちらが展示のハセガワ鐘軌の木型である。
ソリッドモデル作者としてチェックポイントは主翼の付け根のフィレッとまで胴体と一体である点だ。胴体と主翼をどこから分離するかが興味深い。
私の鐘軌1/32は胴体と主翼をアリミゾ接合なので、胴体部分に主翼の上半角つきで差し込む溝が加工してある。
隣接のボックスアート展のハセガワ係員(原画は撮影禁止なので撮影されないよう見張る人)に伺った。
名刺交換したハセガワ企画開発部部長Yさんはもとハセガワの設計者でコメントを得た。プラモの基本は3面図だが、細部形状は図面で断面等で示しても表現しきれない。木型から形状データを取り、金型を製作します。実機メーカーから図面を提示していただくこともありますが、図面通りに縮尺した場合、人の目線の感覚と模型は異なります、車だと縮尺通りの縮小では平べったく感じるので、現物の自動車の目線感覚になるまで高さを伸ばすようです。飛行機の場合はエアーインテークなど現実の大きさに作りこむと小さく感じられるのでモデルではエアーインテークを大きめに設定するそうです。模型メーカーの設計では実機の図面より写真を参考にします。3次元データから3次元プロッターで縮尺モデルを自動成形することは技術的にもコスト的にも可能だが、ハセガワでその手法を採用するつもりはないと聞く。わたしの会社の3次元プロッターで縮小成形したエンジン部品のモデルは工業的で味がなく手作りの暖かさが全く感じられない。これは同時に模型屋さんの金型原型では更ににいえることで、模型の原型では木型職人さんは失業することはなさそうである。
ハセガワのYさんは小池繁夫さんにも仕事で会ったそうです。私が木でソリッドモデルを作ると紹介すると。小池繁夫さんもソリッドをつくられていると聞いた。小池さんは職人で自宅の工房にはパソコンTV等はまったくなく、作画用の面相筆も綺麗に並べられていて整理されているそうです。上の木型にはパネルラインもリベットもない。それらは基本形状を3次元スキャンして金型に彫ったあと、別工程で放電加工で金型に彫ると推定した。その他、ハセガワ鐘軌関連の写真を掲載しておきます。

製品形状がとれていることから、金型を樹脂で反転複製したもののようです。金型はこの反転で凹形状をしています。

こちらはスケールアビエーションで紹介されていた、南方の水上機基地のジオラマだ、ハセガワのブースに展示されていた。

ハセガワのブースにあったということは「大日本絵画」スケールアビエーションは雑誌掲載の取材のみで、所有権はハセガワのものらしい。

平日開催の業者招待日は3回目の見学である。土日だとガツガツみないと人ごみでみられなくなるが、業者のみに入場制限されているのでゆっくり自分のペースで見学できるところは素晴らしい。飛行機の作品の紹介をしておくと、アルミ張りが目立つ。

プラモにアルミを張った作品が目立ちます。上はコンテストで入賞した作品のようです。アルミも綺麗に張りすぎると手作り感がなくなる。大戦機の表面はかなりでこぼこだったようです。この震電かなりでこぼこのアルミだが、おそらく実機もこのぐらいの感じであったと想像して、これより綺麗張った作品もあるがこの程度が気に入った。
一旦ハセガワブースから離れて他メーカの展示を紹介します。
下はチェコのフォトエッチングパーツメーカー「EDUARD」のサンプルです。チェコのメーカーの方が実演していました。
こちらは(株)ビーバーコーポレーションのブースでEDUARDの輸入代理店のようである。チェコ人の男女が実演していた。
私が写真を撮影すると、英語で説明してくれた。計器板のエッチングパーツの裏に糊「グルー」がついていることを
わたしにわからせるために、私に裏面を指で触れと指示してくれて、糊付であることを体でわからせてくれた。

上は糊付のエッチングパーツをその場で貼り付けた実演。手前は私の手、向こうはチェコ人の男性の手。

上下ともに大戦機「ウヲーバード」のエッチングパーツ取り付けサンプル。
飛行機はフィーティー、エイトかと聞かれた。私はサーティー、トゥーと答えた。
飛行機では1/32のエッチングパーツは少ないと思う。
エッチングパーツはキットの値段に比較すると高価で、キットに同梱するとキットの値段が一万円程度になってしまう。
キットは5千円程度に抑えて、エッチングパーツを別売り3000円なら買う、それがキットとセットで9800円だと買えなくなる。
従来エッチングパーツは本当のマニアのアイテムだった。これからエッチングパーツ市場は伸びると思う。
模型は自分の作品が人の作品と違うことが重要で、その差をエッチングパーツは演出してくれる。
わたし自身はソリッド手作り派なので、エッチングパーツで操縦席を飾るつもりはない。

タミヤブースで何かと思ったのですが。今年のタミヤは大戦機の新商品の設定がないようです。昨年の零戦が今年も展示されていました。
タミヤで気になった商品は、ラジコン用専用ビット付属の電動ドライバーでしょうか。

タミヤでは零戦関係の完成モデルもありましたが、作品自体特筆するものではありません。

最近のタミヤのトレンドとしては1万円ぐらで買える完成品だ。
年を取って作るのは面倒だが、いきなり完成品が欲しいというユーザーは増えているようだ。

上はタミヤから発売予定のジオラマの地面用の凹凸が表現できる新商品だ。6月27日発売と紹介されている。
この商品はタミヤではない競合メーカーの実演社員も興味ありげに、商品の触って指先で塗るテストをさせてもらっていた。
もう一度ハセガワに戻ります。ハセガワでも完成品を扱っています。
ハセガワは中国のドラゴンモデルの代理店で、ドラゴン戦車の完成品を展示しています。
ドイツW号戦車白色雪原迷彩仕様1/72がありました。手のひらサイズで小さいのに良くできています。
このサイズだとコレクターアイテムとして、たくさん集めることを狙ったサイズだ。金額も5千円以下で
お小遣い感覚で毎月買増しすることを狙っているように感じる。

こちらは飛行機ではありませんが、AFVの趣味の方とも交流があるので目に留まりました。
その他1/72ドイツ戦車が多数ありましたがHP容量の関係で一点のみ紹介に留めます。
その他ハセガワブースで私の目に留まったのは、デジタル合成の大戦機画面です。

エアブラシメーカーのAIRTEXブースに新商品のコンプレッサの展示があった。

これは輸入品の10万円級のコンプレッサーでレトラと同じ超高級機だ。
試し吹きしたがコンプレッサーはエアータンクの容量も大きくエアー噴射音だけた。
レトラと同じく機械動作部分は防音ケース内なので作動しても殆ど無音だと思う。
AIRTEXのハンドピースは高価なものが多く、ネイルアート、ボディーアートのユーザー主体のメーカーだ。
ホビー系のエアブラシはクレオス(旧グンゼ)が主流だがここ3年模型ショーにはブースを出していない。
こちらはあえて模型ショーに出店しなくても模型には必要な塗料メーカーである。
ユーザーとしては残念だが、ショー出品展示費用と売り上げ拡大の採算が合わないので出店していないのだと思う。
まだ値段設定はされていないようであった。趣味なのでコンプレッサーに10万かけられる人はいると思う。
南館ラジコンヘリヒロボーの実演ブースで電動ヘリの体験操縦をさせてもらった。

男性インストラクターの顔の左にピンボケでラジコンヘリが映っている。2重反転のローターでスタビライザーの
錘までついているので大変安定している。ヘリ初体験の私でも飛ばせた。
例年ここはガラス張り実演ブースだが今年はサッカーゴールの網、10cm四方の開口なので、ブース内との距離感が少なくよかった。
今年はロボットの実演はなくロボットブームは下火になったようだ。
他に南館ラジコン関係で広島の機体メーカーのアルミ張り機体完成の展示があった。

プラモもラジコンもアルミ箔を貼ることで金属表現をすることが流行っている。
バルサの機体にアルミを貼っているがここまでやると本来軽く飛ぶべき模型がアルミの分だけ重くなる。
通常アルミ箔は飛行性能に関係のないソリッドや、プラモに貼る。飛ばす目的のラジコン模型に外観の光沢だけの目的で貼っている。
その他書籍関係では「大日本絵画」「モデルアート社」「西山洋書」さん等そうそうたる模型書籍の出版社が
最新号等の販売をされていた。こちらは常に大型書店でチェックしているので、目新しい本はなかった。
つまり出版社といえど、本屋に並んでいない発売前の本は置いてない。
雑誌のバックナンバーはすでに見ているので見る気にはなれなかった。
業者招待日にしか見られない、注文品集計カウンターを紹介する。

模型店としての注文商品リストを出すと、発注金額の合計を集計してくれる。
バイヤーとしての発注は売れ筋を売れる量仕入れないといけないので真剣勝負だ。
何組か模型店経営と推定される、御夫婦で来場され、発注されている業者がおられた。
タミヤやハセガワの個別ブースでも商談ブースで注文品の打ち合わせをしているようだった。
店として、特定のメーカーとだけ商談してもかまわないし、まとめて注文カウンターに出してもいいようだ。
わたし自身模型店を経営しているわけではないが「業者招待日」に来場できたことに感謝する。
つたないレポートでしたがあと本日一般公開日が残されている。
本HPをごらんになって何か参考になれば幸いです。
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