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2010年7月3日
 雨の土曜日、細部のコーションマーク類を手書きした。拡大すると、すこし苦しい。機体が50cm以上あるので全体を写すと、背景に苦労する。かといって部分的な拡大だと細部の荒いところが目立つ。手作りなので、金型から射出成形した部品にはかなわない。市販の数十万する完成品のソリッドにはとてもかなわない。フィギュアーの製作は進まない。情景に変化を加えたいが以前製作した手持ちのフィギュアーしかない。


2010年7月1日
海外のF104マニアの写真集リンク
 膨大な量の写真集を見つけました。日本の自衛隊もあります。特に二人乗りのDJが多く掲載されています。自衛隊の二人乗りタイプF104DJは20機程度しか配備されなかったので市販雑誌の掲載写真も一人乗りの1/10ぐらいしか存在しません。全体枚数1/10以上二人乗り写真があれば多いと判断しています。二人乗りはバルカン砲、ミサイルの兵器搭載がない平和目的の、教育訓練や写真撮影用の機体です。
2010年6月26日
日の丸を塗装した、マスキングシートをカッター付コンパスで円形に切り抜いて塗装した。左右の日の丸下地白と、赤の組み合わせがはみ出したり、上手くいかず、合計6回ぐらいやり直した。

 市販のデザインナイフの先端部分をコンパスに取り付けて円カッターを製作した。例によってミニ旋盤の出番だ。真鍮棒を所定の径に削ること。コンパス差込部に切り欠きを入れるのはミニグラインダーに切断砥石をつけて切り込みを入れた。コンパスは上手くできたが、白い外縁のある日の丸の正確な塗装は予想以上に大変だった。失敗した場合はシンナーですべてふき取り、やり直しにやり直しを繰り返した。日の丸塗装で胴体の左右結合ボルト穴はパテで埋めて日の丸で塗装したので見えなくなった。左右のインテークの外側にあった左右結合ボルト穴も0.2mmのアルミ板でアクセスハッチを製作して見えなくした。

2010年6月20日
ボチボチ筋彫りをやっている。

 雨の土日、図書館で飛燕の降着装置の資料を見つけた。基本的には零戦の脚と同じ方式だった。機体の筋彫りをしようとしている。図面と同じようにつけると玩具っぽくなるような気がしている。実機を見るとアクセスハッチとして実際に開いたり、外れる部分はある程度目立つが、本来のパネルの継ぎ目は殆ど見えないぐらいに目立たない。どのラインを入れようか迷っている。ケガキ針で一度入れると修正が効かない、後戻りできない作業なので慎重にやっている。牛は2008年末一式陸攻の情景で製作した「丑年」用の年賀牛に再登場してもらった。

航空自衛隊浜松広報館F104実機 F104ソリッドモデルの修正部分 コメント
ピトー管を旋盤で追加した
背景の撮影に気を取られてピトー管
先端部分が写っていない。
パンのえさで気を引いて撮影
した。
機体中央上部のアクセスハッチを
ケガキ針で筋を入れた。
翼のパネルラインである
フラップとエルロン
前縁ストラットも筋を入れた。


2010年5月30日
ベニヤ板の上に鉄道模型情景用の草の粉をまいた撮影ベースを作った。
 透明なマスキングシートを使って窓枠を残してカッターでマスキングした。キャノピーの窓枠は銀色に塗装した。
滑走路は広くて何もないことが基本なので、飛行機の情景は戦車と違ってなかなか情景になりにくい。自衛隊機のF104の写真を探しても、背景には管制塔ぐらいしか写っていない。フィギュアーがF16で使ったサンダーバーズ仕様なのですこし苦しい。自衛隊の服装をした整備員がいるといい。
ノーズコーン先端の小さな穴はセンタードリルの名残でφ2穴です。
ここに真鍮削りだしのピトー管をつけてもいいが、いずれ曲げてしまうか折ってしまうことが予想されるので、穴のままにしている。
尖った先端は危ない、しかし、写真を見返してみると、撮影時のみここに旋盤で削りだしのピトー管がついていてもいい気がしてきた。
そのうちピトー管をつけてもいいとおもう。
前の操縦席にパイロットがいないことも気になる。
機体の国籍マークがないが、製作者は自衛隊機のつもりで製作している。


機体表面をサンディングシーラーで下塗り後、ウレタンクリアーを塗装した。木目を活かしたいので着色はしないつもりだ。エアーインテークを掘り込んだ。φ10で中央穴、φ6で両サイドに3箇所穴あけしたのち、ハンドグラインダーで穴をつなげてインテークにした。ショックコーンはアルミで旋盤削りだし後、左右2分割して、両サイドにエポキシ接着材で固定した。機体表面をどこまで仕上げるかが問題だ。木目を生かすこととと、パネルラインを入れることがなかなか両立しない。この状態では、アルミと木材のつなぎ目がすでにラインを構築している、まだ木材のつなぎ目もラインになっている。この上にさらにラインを描くとくどくなる。主翼上にラインを入れる程度か迷うところだ。キャノピーはマスキングして縁取りや、窓枠は塗装したい。コックピットの作りこみがいまいち完成度が低いのでもう少し工夫するつもりだ。現在次の機体の構想中なので、製作ペースはかなり落ちます。

2010年5月26日
「F104は欠陥機か?」
自衛隊の方に私のソリッドモデルを見せる機会があった。彼いわく「マルヨンですか。別名空飛ぶ棺おけですね。」
私が「そんなに多くのパイロットがF104で死亡したのですか。」と聞くと「まあ自衛隊機では多いほうですよ。」と答えられた。
資料を調べるとF104は250機が調達され、そのうち51機が事故で失われている。パイロットの殉職は23名であった。
戦時ならいざしらず、訓練と緊急発進でこの数は多いといわざるを得ない。
開発国の米軍での運用期間はごく短い数年しかない、その理由は「全天候能力がないから」
1950年代に速いこと、高く飛べることを目的に開発されたF104は夜や、視界が悪い天候では飛べない、第2次大戦時の零戦みたいな飛行機だ。
それでも自衛隊では最新鋭機ということで、飛行時間1000時間以上のパイロットを目安にしての機種転換訓練をしたようだ。
パイロットにするとあこがれの最新鋭機だったようだ。運用当時わたしは小学生だったが、当時の小説家「三島由紀夫」は
この複座のF104DJに試乗するる機会を得たようだ。現代でいうとT4に試乗した「木村拓也」のような存在だ。
希望して試乗できるものではなく、自衛隊から広く国民に体験を公開できる影響力を持つ人というご指名のようである。
2010年5月23日
 F104のエアーインテークに関して、迷っている。実機はこうなっているのだが、この吸い込み口が上手く再現できない。この部分を貼りあわせとかしたくないので、一木から削りだしたい。でもショックコーンの三角錘は別体だと思っている。

それにしても機体には小さな文字でなりやらいろいろコーション注意書きが書いてある。パネルの継ぎ目も確認できるぞ???
どうしよう、どうしよう。下は名古屋の三菱小牧南製作所のF104機体の前部に変なレバーのようなものがついている?これもなんだろう。