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2014.9.7復活掲載:初めてアルミでエンジン作りました。その後スピットファイヤのマーリンを作ることになりました。

2010年6月8日
 予定通り完成した飛燕用ハ40を会社に持っていった。胸のポケットに入れても苦にならない大きさで一日ポケットに入れていた。昼休みにピストン動作再現の提案の友人にみせてお褒めの言葉をいただいた。彼いわく「次は可変ピッチプロペラですか?」・「可変ピッチはむずかしいですね。次は引き込み式降着装置を考えています。」と応えた。胴体に収納するF104の降着装置は引き込み可能に製作した。第2次大戦機は薄い主翼に収納するので引き込み可能に設計すると強度上主翼の一部もアルミ製にする必要がある。脚柱だけアルミで主翼の取り付け部だけ朴材の木製では数回動作させただけで、木部が破損しそうだ。次回製作の引き込み脚と、機体尾部の削りだし用のセンター軸の保持方法を検討しています。
2010年6月6日
 日曜日の夕方でここまでできるとは予想外だった。エンジン前部のクランク軸からプロペラ軸への減速ギヤケース部を削りだしたせいでかなりエンジンらしくなった。高圧燃料噴射なので、エンジン下部に燃料噴射用の配管がされている。こちらは再現していない。銅線で再現したのは点火プラグの配線だ。少し太いが、AC100Vの電源線のより線をばらしてその一本を使おうとしたが瞬間接着剤での固定がうまくいかず写真のφ0.5の銅線にした。写真では一気筒あたり2個の点火プラグを使用している。スーパーチャージャーのから供給される吸気配管を再現しようとしたが、エンジン下部なのでこれは今後の課題です。エンジン斜め下からすこし顔を出しているのがコンロッド。プロペラ軸を回転させるとこれが出入りする。エンジン後部上の○形状はスーパーチャージャーです。エンジン前部上の六角穴付ボルトは実機にはないが、模型ではベアリングを左右分割のシリンダーケースで締め付け固定している一番重要なM5ボルトです。

土日かけて飛燕用のハ40を製作した。コンロッドは一気筒のみ可動する。出来栄えが気に入っている。職場の昼休み秋水を一緒にみた友人に見せたい。

飛燕用発動機「ハ40」の構想PDFファイル
リンク
アルミの削りだしで、一気筒だけコンロッドが動くようなエンジンができたらいい。 そう思いつつフリーハンドで描いてみた。本PDFファイルを掲載することに苦労しました。電子メール感覚でPDFを添付できなかった。HTMLのソース部分を修正することで済みました。

 2倍尺で方眼紙に作図して、コンビニのコピー機で50%縮小しました。ベアリングはトリーマービットに付属のベアリングを2個外して使うつもりです。かなり小さいのでアルミの削りだしが上手くいくか不安要素が残ります。ハ40の設計が終わったので必要工具のφ12.5ドリルをホームセンターに買いに行きました。今日はシリンダーブロックとφ12.5のボーリング加工までしました。シリンダーブロックは左右2分割だ。クランクベアリング外形がφ12.7だが穴あけがすこしオーバーサイズになるので、クランクケースとシリンダーの間に主軸軸受けはピッタリ納まった。明日はクランクシャフトの削りだしをしたい。私の工廠にはフライス盤もボール盤もありません。製図版の上でトリーマーで切削して、ドリルスタンドで電ドルで穴あけしているだけです。ドリルは鉄鋼用を購入しましたが、トリーマービットは木工用のストレートビットです。ホームセンターの木工用電動工具でここまでやっております。旋盤だけはホビー用の一番小さいものを買いました。軸径は旋盤がないと精度が出ません。穴に関してはドリル径で出す方法と、旋盤の面版にシリンダーブロックをつけてボーリングバイトで内径を仕上げる方法があります。φ12ドリルで下穴あけてボーリングは面倒だったので、今回はφ12.5ドリル穴に直接外形φ12.7のベアリングを入れました。φ10を超えると0.1mmとびのドリルサイズが標準では存在しないので、当初φ12キリを想定しましたが、ホームセンターでφ12,5サイズを見つけたのでこれを購入しました。全長50mmのシリンダーブロックですが、前後からφ12.5で穴あけして中央では芯ずれが0.5mm以上でています。ホビーでは許される誤差ですがプロユースでは許されない誤差です。偶然ですがわたしのハ40プロペラ軸は若干下方に向いているダウンスラストがついてしまいました。